「消費税減税の『検討』をするように国に言おうぜ!」

未分類

 

みなさんこんにちは!

今回は6月議会で提出をした請願

【「消費税減税・廃止の検討を求める意見書」の提出を求める請願】

についてのまとめです。更新が遅くなり大変申し訳ございません…。

ざっくり請願内容説明…
失われた30年と言われるくらい日本の経済は落ち込む中、政府は増税をしまくってきた。この経済状況を打破するために様々議論?が行われてきたが、その中に「減税」はなかった。(国会で岸田総理が「検討すらしてない」と発言)減税が効果的という試算やデータは数あれど、検討すらされていない状況。なので、『まずはお得意の「検討」から始めてくれませんか?』という意見を国に送ることを目的とした請願です。

実際の請願はコチラです。

消費税減税の検討

それではお忙しい方向けの超絶まとめをどうぞ!

超絶まとめ

りっけん:野中委員)
言いたいことはわかった。でも消費税を無くした場合、その分の財源確保はどうするの?
宮代)
手段は様々。
令和会(自民党)原田委員)
具体的に教えてくれ。
宮代)
具体的な方法論についてはここで議論するものではない。なぜならその「方法論も含めて国で検討しろよ」ってことだから。消費税のデメリットや無くすことのメリットが具体的に叫ばれているのに「検討すらしない」はおかしい。まずは検討しろって話。
公明党:大内委員)
消費税は社会保障のために使われている。消費増税分が大企業の減税に繋がっているというが、企業は従業員の給料を上げるから問題ない。
宮代)
「社会保障に使っている」というが、実際の数字を見て欲しい。消費税の導入時、3.3兆円の税収があった。ではそれを受けて社会保障費はどれくらい上がったのか、実際に増えたのは0.3兆円では3%→5%に変わり3.2兆円の税収が増えた次の年。社会保障費は0.2兆円しか増えていない。5%→8%の時は5.2兆円増えたのに、1.4兆円しか増えていない。国は「消費税増税分は全額社会保障費に使う」と言っていたが実際はコレ。あと企業が賃金上げるからと言うが、25ヵ月マイナスの最長記録叩きだしてます。また国会答弁で1997年を100として、企業の売り上げは横ばいなのに、なぜか経常利益は3.8倍になりました。そして株主配当は8倍になり、従業員給与は横ばい、設備投資は0.8倍で下がっています。消費税増税で利益だけ上がりその分を株主配当に回していると見るのが筋です。
新政会(自民党)金子委員)
請願者については前も聞きいたけどこの請願は奥さんが書いたの?
宮代)
「請願者が誰なのか」は議論に関係ある?
新政会(自民党)金子委員)
請願者がいないと宮代さんだけの意見ということになるよ?
宮代)
だから請願者がいて、自分が紹介議員になっているのですが。
新政会(自民党)金子委員)
請願者がたまたま奥さん、請願の重さというのはどのぐらいわかってる?
宮代)
意味が分からない。
新政会(自民党)金子委員)
請願を上げた最大の理由は?(金子議員の話を要約で書いていますが、議事録を見ても何を言っているのかよくわからず、意図を汲めているのかわかりません。興味がある人はどうぞ原文をお読みください。)
宮代)
先ほどから何を聞きたいのかよくわかりません。
新政会(自民党)金子委員)
給食費無償化だったら奥さんの立場で出てくるのはわかる。でも消費税減税が出てくる?本当に奥さんの気持ち乗ってる?
宮代)
消費税は全員が対象。そして現在多くの方が消費税減税・撤廃を求めてる。その内の一人が妻というだけ。その「お気持ち」を聞いたら何か意見が変わるの?内容を見て加須市民の為になるかどうかで考えないの?
新政会(自民党)金子委員)
消費税は平等。消費税を財源にして分配をしていく。だから無くすと予算が足りなくなると思う。
令和会(自民党)内田委員)
国の財源が無くなるわけだから対案はあってしかるべき。また、消費税は非常に公平な税だと感じてる。消費税は必要。
宮代)
金子委員も、内田委員も「公平、平等」と言ってるけど本当にそう?例えば生きていく上で必要最低限のお金が年間300万円だとしたら、年収300万円の人は全て使うので消費税10%で30万円を持っていかれる。では年収1,000万円の人は?生活費で300万払ってその内の30万が税金であり、負担感はどちらが高い?つまり所得の低い人ほど、重税感を感じる逆進性のあるもので、公平・平等ではない。
令和会(自民党)内田委員)
対案は?
宮代)
何度も言うがそれはここでする議論ではない。ここは国会ではない。様々な試算やデータがあり指摘をされているのに国は検討すらしていない。これが現状。だから国に対して「検討をしろ」と地方議会からあげていくべき。
令和会(自民党)内田委員)
ということは、廃止や減税についての検討をしなさいというのを言いたいわけだ。
宮代)
その通りです。皆さんは市民の代表であり、生活の苦しみを聞いているはず。その中でも消費税はとても大きなテーマ。財源が約20兆円。これだけ大きな負担を国民がしている。
令和会(自民党)内田委員)
言いたいことは分かった。
意見・要望
りっけん:野中委員)
趣旨は十分理解できる。でも財源確保をどうするのか不安。よって反対。
共産党:佐伯委員)
消費税増税は国を衰退させる元凶の一つ。ちなみに日本共産党は、具体的な財源提案をしてる。よって我が議員団は本請願の採択を求める。
新政会(自民党)金子委員)
消費税の引き上げは、今後の超高齢化社会が想定される中で不可欠な社会保障。反対。
採決

賛成
共産党:佐伯委員
はじめの一歩:宮代

反対
令和会(自民党):原田委員・内田委員
新政会(自民党):金子委員・高橋委員
公明党:森本委員・大内委員
りっけん:野中委員

 

と言うことで超絶まとめでした。

私の主張は一貫しており、「減税について検討すらしないのはおかしいから、まずは検討のテーブルに乗せろよ!」ということであり、具体的な財源確保については議論にしてません。なぜならその議論は国がするべきだからです。なのに、「財源はどうするのか」という反対。

私には理解できませんでしたが、皆さんは理解・納得できましたか?

 

それではもう少し細かい写真付きのまとめになります!

詳細まとめ

りっけん:野中委員)
趣旨は十分理解しました。消費税の税収というのは約20兆円と言われていますが、廃止・減税することでそれが無くなります。その財源確保をどうしていくのか、お考えがあればお願いします。

宮代)
手段は様々だと思います。例えば法人税は消費税が上がるにつれて反対に下がっています。そこを適正化することもできますし、国がもっと財政出動してもいいです。

令和会(自民党)原田委員)
廃止・減税に賛成するには根拠がなければならないと思う。もう一度聞くが、無くなった20兆円に対して、市民のまたは国民の加須市民の不安にならないような政策も同時にしなければならないと思うが、その辺どうお考えなのか教えて欲しい。

宮代)
具体的な方法論についてはここで議論するものではないと思っています。もう一度趣旨を確認しますが、これは岸田総理が国会において「消費税減税については検討もしていない」と。これだけ色々な政策がある中で30年間やっていないのは消費税減税です。さらに消費税については様々な問題点を指摘されています。にもかかわらず、消費税減税の『検討』すらしないのか。という話をしています。私の個人的な意見で消費税減税の代替案を申し上げても構いませんが、それをここで議論して欲しいのではなく、国に対して「消費税減税について、一度しっかりと考えて欲しい」「検討する余地を持つべきだ」ということを国に言うべきだ。と申しています。ちなみに私は国債発行すれば良いと思ってます。以上です。

公明党:大内委員)
消費税はこれまで3%、5%、8%、10%と上がっていきました。年金や医療費や少子化対策のために上げてきている。今は少子高齢化で介護を受ける方も医療費も増えています。消費税を無くすことによって、「じゃどうしたらいいのか」と国民は非常に不安になると思う。みんな消費税が無ければそれはありがたいと思います。ですが、この社会保障はどうするのかとなっていきますので、その辺も考えていくべきだと思います。大企業とか不要そうのための減税だという風にも言っていますけど、富裕層とか所得の多い方は所得税を多く払っていますし、企業は従業員の給料を上げる。そのためにそういった減税を国が行って、給与所得を上げるというふうになっているので、この請願の内容が全て正しいとは思えないと思う。これまでも児童手当を上げて来たり、幼保無償化があったりと色々なことをやってきていますし、これは消費税から賄ってきていると思っておりますので、無くすことは非常に厳しいし国債を増やせばいいということは、逆に所得税とか地方税が上がっていかなければやっていけないのかなと思うので、慎重に考えるべきだと思います。

宮代)
「国は社会保障の財源として使っていると思う」という発言があったが、社会保障がよくなった、充実してきたという実感はありますか?むしろ年金は減らされ続け、各種保険料は値上げ続き、社会保障は削減に次ぐ削減。これが実態です。

消費税増税は社会保障の財源を口実に進めてきました。請願の中にも数字が入っていますが、詳しく説明します。1989年消費税が導入され、消費税収は3.3兆円になりました。ではその次の年の社会保障費はいくら増えたのか。増えたのは0.3兆円です。さらに3%から5%に変わった96年度と97年度を見てみますと、3.2兆円の税収が増えています。「消費税は全額社会保障費に使う」と言っていたのであれば3.2兆円増えていないとおかしいですよね。でも実際は0.2兆えんしか増えていません。では5%から8%の時は?5.2兆円増えたのに、1.4兆円しか増えていません。どうでしょうか。数字で見てこれは明らかです。「消費税増税分は全額社会保障費に使います」と国は言いました。その結果がこれです。これを見て、全額社会保障費に使っていると言えるのか。私には理解できません。

続いてお話がありました、「会社が賃金を上げて対応~」についてですが、これは物価高を上回っていないから25ヵ月連続マイナスの最長記録をだしているわけですよね。また、2023年11月28日の国会で、法人企業統計についての答弁がありましたので、お伝えします。答弁によると、1997年度を100とした場合、企業の売上げは108.9%でほぼ横ばい。続いて経常利益は379.6%で約3.8倍。売上げはほぼ横ばいなのに、なぜか利益だけ3.8倍になっています。では、続いて株主配当、これがなんと808.7%、8倍です。では、従業員の給料はどれぐらい上がっているのかなと見てみますと、102%で横ばいです。では設備投資、ここにお金をかけているのではないかなと見てみますと、86.6%でなんと下がっているわけですね。どこをどう見て賃金が上がっていると評価できるのか疑問でしかないです。これが国の答弁です。消費税が上がったことにより売り上げは同じでも経常利益が上がりました。ですがそのお金は株主配当に流れており、従業員や設備投資には流れていないと見るのが筋です。

新政会(自民党)金子委員)
請願者について、前にも聞きましたが、今回も奥さんであるということで…この請願書は奥さんが書いたのですか?奥さんと話の中でこの請願が出てきたということでいいですか?

宮代)
発案があり、必要があれば一緒に作る。普通の話ではありませんか?また「請願者が誰なのか」これは議論に関係ありますか?

新政会(自民党)金子委員)
請願者がいないと宮代さんだけの意見ということになりますよね。

宮代)
だから請願者がいて、自分が紹介議員になっているのですが。

新政会(自民党)金子委員)
それでいいんですよね。請願者がたまたま奥さんでしょうけども、請願の重さというのはどのぐらいわかっていますか?

宮代)
言っている意味が分かりません。

新政会(自民党)金子委員)
請願者の意見はどういう風な意見ですか?上げた理由として、最大の意味で。(金子議員の話を要約で書いていますが、議事録を見ても何を言っているのかよくわかりませんでした。興味がある人はどうぞ原文をお読みください。)

宮代)
本人が政治に興味を持ち問題定義をし、一番近い私が手伝っている。先ほどから何を聞きたいのかよくわかりません。

新政会(自民党)金子委員)
給食費無償化だったら奥さんの立場で出てくるのはなんとなくわかりますが、この消費税の議論は国でしっかりと議論してやるのが普通の流れかなと思っている。そして奥さんがこの消費税を下げて欲しいなというならわかる。それぐらいの議論なら。でも先ほどから細かい数字やデータが出てくると、請願者の意図はどこなのかと疑問。宮代さんがデータを調べて意見するのは良いけど、この請願書に請願者の気持ちがどれくらい乗っているのか、端的に教えて。

宮代)
消費税は全員が対象です。そして現在多くの方が消費税の減税・撤廃を求めています。その内の一人が妻というだけ。その「お気持ち」を聞いたら何か意見が変わるんですか?内容を見て加須市民の為になるかどうかを考えているのではないのですか?請願者が誰であろうと、加須市民に対してこれは有効だと、メリットがあるものだと、そのような視点で考えていただきたいと思います。

新政会(自民党)金子委員)
消費税は平等。消費税収を前提に色々なことに分配をしていく。だから無くすと予算が足りなくなると思う。

令和会(自民党)内田委員)
この請願「消費税減税・廃止の検討を求める意見書の提出を求める請願」ということで、国の財源が無くなるわけだから対案はあってしかるべきだと思う。また、私は消費税を預かる側の商売をしていました。一生懸命働いて利益が増えればその分税金も余計に納めるという仕組み。預かる側としては消費税は非常に公平な税だと感じている。安いのも高いのも自分で選択できる。納める側が節税できる。そういう面でも消費税は必要だと考えます。

宮代)
金子委員も、内田委員も「公平、平等」と言っていましたが、本当にそうですか?例えば生きていく上で必要最低限のお金が年間300万円だとします。これを前提に年収300万円の人は貯金は一切できず、全て使います。すると消費税10%であれば30万円を持っていかれます。では年収1,000万円の人はどうでしょうか。生活費で300万払ってその内の30万が税金であると。年収1,000万に対して30万円の負担でいい。つまりこれは所得の低い人ほど、重税感を感じる逆進性のあるものであると。そういった観点から公平・平等ではないと申しあげます。

令和会(自民党)内田委員)
対案については?

宮代)
先ほどから言っていますが、ここで1個2個の具体案言ったところで請願の本来の趣旨である議論は煮詰まりません。ここは国会ではないので。そして数ある具体策について国会で指摘されているにも関わらず、国は検討すらしていない。これが現状です。だから国に対して「検討をしろ」ということを地方議会からあげていくべきだと言っています。

令和会(自民党)内田委員)
ということは、廃止や減税についての検討をしなさいというのを言いたいわけですね。

宮代)
おっしゃる通りです。請願のタイトル通りです。皆さんは市民の代表として市民の方から直接生活の困窮具合含め、色々な話を聞いているはずです。その中でも消費税はとても大きなテーマです。財源が20兆円。これは国民が払っているわけですよね?どれだけ負担が大きいモノか皆さんのところに意見が届いていると思いますが。

令和会(自民党)内田委員)
趣旨は分かりました。

意見・要望

りっけん:野中委員)
趣旨は十分理解できる。しかし今ある20兆円~22兆円の財源確保をどうするのか不安を覚えるので反対します。

共産党:佐伯委員)
繰り返されてきた消費税増税は国民の暮らしを苦しめ、日本経済を停滞、衰退させる元凶の一つとなってきた。その一方で社会保障と教育への予算はあまりにも貧弱な水準に押し下げられてきた。これが実態。 我が日本共産党議員団は、最悪の不公平税制である消費税の廃止を目指し、まずは緊急に5%への引下げを求めるものです。そして日本共産党は、消費税増税に頼らない別の道として、具体的な財源提案を発表しております。大企業、富裕層優遇を改める税制改革と歳出の無駄の一掃で、当面19兆円の財源を確保することができます。よって、我が議員団は本請願の採択を求めます。

新政会(自民党)金子委員)
消費税の引き上げは、今後の超高齢化社会が想定される中で不可欠な社会保障。反対。

 

採決

賛成
共産党:佐伯委員
はじめの一歩:宮代

反対
令和会(自民党)
原田委員
内田委員

新政会(自民党)
金子委員
高橋委員

公明党
森本委員
大内委員

りっけん
野中委員

 

と言うことで、いかがでしたでしょうか。

請願内容は「検討しろって国に言おう!」です。国会でも十分、減税や廃止についてのメリットを試算・データに基づき指摘されています。そして多くの国民も求めています。その上で「検討すらしない!」となれば、それは本当に国民のために議論をしているのか?と疑問や不安を持ちます。

その国民に一番近いのが地方議会です。だからこそ我々から声を出すのが大事なのです。「減税・撤廃しろ!」と言っているのではありません。まずは「検討してくれ!」と言っているだけです。

ですが、「減税・撤廃したら財源はどうするんだ!」と反対をされているのです。

何度も言いますが、そこを議論してません!

それを理解した上であえて反対しているのか、はたまた本当に理解していないのか…。

全くもって謎です。

 

と言うことで報告が遅くなり、もうすぐ9月議会が始まります…

一般質問の日程は9/17 9:30~となりますので、傍聴、もしくはlive映像で応援の程よろしくお願いいたします!

ではまた!

 

タイトルとURLをコピーしました