「傍聴は認めない!!」これが議会(民意)。

活動報告

請願審査のご報告と、皆さんにお伝えしたいこと

皆さん、こんにちは。宮代です!
先日(2025.2.26)の議会運営委員会にて「すべての委員会で合理的な理由がない限り傍聴を認めることを求める請願」が、審査されました。

この請願は、市民の知る権利を守り、議会の透明性を高めるために、常任委員会以外の委員会(議会運営委員会や議会だより編集委員会など)も傍聴できるようにすることを求めたものです。

ちなみに昨年8月に同じ趣旨の協議案を議会運営委員会に提出しましたが、反対否決されました。

「傍聴を認めない」ことが議会として正式に決まってしまったのです。


そして「なぜ市民の傍聴を認めないのか?」ということを議会運営委員会という閉ざされた場ではなく、今回は請願書という形で正式な議事録にも載る場で協議をする運びとなりました。


事実確認の不備について

まず初めに謝らなければならないのが、今回の請願文の中で、「過去に傍聴を許可した後、会議開始と同時に退場を命じる運用があった」という事例について記載しましたが、改めて関係者への確認を行った結果、そのような事実は確認できませんでした

私自身の事前確認や聞き取りが不十分だったこと、そして不確かな情報を請願理由の事例の一つとして記載してしまったことについては、率直に反省し、関係者の皆さまにお詫び申し上げます

※ちなみにですが、過去に「議会運営委員会を傍聴したい」という市民に対して「冒頭の挨拶だけなら傍聴してもいい」と伝え「だったら意味がないじゃないか!」と言って帰ったということはあったようです。


ただし、請願の本質はそこではありません

もちろん私の確認不足が原因ではありますが、今回、審査の場では「この過去事例が本当にあったのか」という点ばかりがクローズアップされ、肝心の『すべての委員会で傍聴を認めるべきかどうか』という本質的な議論には、ほとんど時間が割かれませんでした

これは非常に残念なことです。

改めて、請願の目的は「議会をもっと市民に開かれたものにしていこう」というものです。


傍聴を認めることで、議会でどんな議論がされているのか、市民の皆さんに直接見てもらえる。
それが議会への信頼にもつながりますし、「市民が参加しやすい議会」にしていくための第一歩だと考えています。

にもかかわらず、「過去にそういう事例があったかどうか」に終始し、市民にとって本当に必要な議会運営のあり方についての議論が深まらなかったのは、本当に残念です。


議会運営委員会での結果は反対総員

本質的で建設的な議論にはならず、事例の有無や些末なことを取り上げることに終始していました。

そして最終的な反対理由は

・「議会改革検討委員会でやるべき
・「傍聴を認めることは透明性に繋がらない

以上の2つで他の人はだんまりし、賛成には誰一人手を挙げず反対総員となりました。


今回は「超絶まとめ」だけですのでご了承ください。

※改めて「過去に傍聴を退席させた事実はない」という点に留意しお読みください。(協議の際は本気で勘違いをしていました)

宮代)
事務局に聞きましたが、過去に議運の傍聴に来た方を退席させてますよね?委員会条例には傍聴を禁止する具体的な条件を提示してます。それに則っていない判断は不当です。早急に是正すべき。さらに先日、議会運営委員会で俺が出した協議案(今回と同じく傍聴を認めよという内容)も条例や規則に基づかない主観的な意見で反対してます。ありえません。

共産党:佐伯委員)
議会運営に関わる内容をなぜ請願で出したんですか?

 

宮代)
ダメというルールないですよね?

共産党:佐伯委員)
ダメかどうかではなく、なぜ議会運営に関する事項を請願として提出したのか、その理由を教えてください。

宮代)
請願提出が最も有効な手段だと判断したためです。

共産党:佐伯委員)
これ以上の手段はないという認識ですか?

宮代)
はい。

共産党:佐伯委員)
請願書の中の「退場を命じた運用」について、具体的に説明してください。

宮代)
具体的な日付や詳細については事務局にも確認しましたがわかりませんでした。でも事実、事務局から過去にこのような事例があったと聞いています。

共産党:佐伯委員)
つまり、詳細が分からないままここに記載したということでよろしいですか?

宮代)
そもそも公式な記録などありません。一応過去の音声データを確認しましたが、見つけられませんでした(別件の調査と混同)。でも過去にそのような事例があったということは事実として聞いております。

共産党:佐伯委員)
では「一律に退場を命じる運用」とあるが、これも詳細が分からないまま、そのような表現を用いたのでしょうか?

宮代)
私が伺った事例は1件なので、「一律に」という表現は誇張があったかもしれません。でも、先日の議会運営委員会の協議で「傍聴は認めない」と総員で否決されており、一律にそのような運営方針であると理解しています。

共産党:佐伯委員)
それは「多分一律だろう」という議員の思い込みでは?

宮代)
過去に退場を命じられた事例が1件あり、先日の委員会で傍聴を認める協議案が総員反対で否決されたことは事実です。

共産党:佐伯委員)
私は合併後から議員ですが、そんな事例は聞いたことがありません。仮にあったとしても、何らかの理由があったはずです。十分に確認せず書かれたわけですよね?さらに「この運用は早急に是正すべき」とありますが、こういった運用を議会ではやっていないと思いますがいかがですか?

宮代)
まず、過去に1度、退場が命じられた事例がある。という認識は共通ですか?

共産党:佐伯委員)
分かりません。知りません。

宮代)
はぁ…。職員や他の方から聞いて、それを根拠に事実として伝えてます。他の議員歴が長い人も知らないんですか?確認です。

令和会(自民党)関口委員長)
書いた内容に責任を持って答えてください。

共産党:佐伯委員)
その通り。私は1つ1つ事実確認をしています。しかし、「わからない」と。さらに、「この運用は早急に是正すべき」とありますが、現時点でそのような運用は行われていないと認識しています。どういうことですか?

宮代)
先日の議会運営委員会で「傍聴を認めない」と総員で否決しました。つまり、今後、議会運営委員会に傍聴者が現れた場合でも「認めない」という意思を表明したと受け止めていますが、それは違うんですか?

共産党:佐伯委員)
請願文には「一律に退場を命じる運用があった」と書かれています。しかし、現議会ではそのような運用は一切行っていません。

宮代)
「現議会」とは、今期の議会のことを指してますか?つまり、これは過去の議会運営委員会のメンバーが行ったことであり、今の議会運営委員会ではないから「そんな事実は存在しない」と考えているんですか?確認です。

共産党:佐伯委員)
もう一度聞きます。「一律に退場を命じる運用があった」とされていますが、具体的に説明してください。これは、宮代議員が自分の発言を変えているため、確認させていただいています。

宮代)
では、事務局に確認をした日付を探してみますので、1分ほどお待ちください。

令和会(自民党)関口委員長)
事務局?

宮代)
議会事務局に確認した日付を最低限示そうと思いましたが、必要ないですか?

令和会(自民党)関口委員長)
いらないかもしんないね。

共産党:佐伯委員)
請願書の内容は正確であるべきで、すべての質疑に答えられる状態で紹介議員を務めるのが基本。今になって調べるということは、この請願文に責任を持てないということですか?

宮代)
準備が100%完璧ではなかった、努力が至らなかったというのは認めますが、それが「責任を持っていない」という話になるのは、意味が分かりません。

令和会(自民党)関口委員長)
堂々巡りだけど。

共産党:佐伯委員)
その通りです。宮代議員は、きちんと答えていません。「一律に退場を命じる運用があった」と書かれているが、現議会ではそのような運用は行われていません。これを明確に答えられますか? もう一度伺います。

宮代)
退場を命じた事実自体は、事務局から確認を取っています。これ以上、どのように説明すればよいのか分かりません。

共産党:佐伯委員)
では、質疑を変えます。議論が進まないので。議会は「合議制の機関」とされていますが、その意味をご存知ですか?

宮代)
クイズ大会はあまり自信がありません。最終的に多数決を取るということですか。

共産党:佐伯委員)
違います。「合議制」とは、「議員間の自由な討議により議論を尽くす場」であることを意味します。多数決は最終的な結果です。

加須市議会基本条例にもあるように、議会運営については、議員間で十分な意見交換を行い、改善していくことが求められています。

今回の請願は、そうした議論を経ずに提出されたものです。今回の「委員会の傍聴」に関する件についても、議会内で議論を尽くすのが基本ではないでしょうか?

宮代)
クイズの回答は結論だけ述べたので間違ってないような…。あと、その議員間の議論はすでに議会運営委員会でやってます。その結果「否決」されてます。それを受け、市民から「どういうこと?」と声が上がり請願に至ってます。

共産党:佐伯委員)
では続いて、現在「議会改革検討委員会」を設置し、そこで議会改革の議論をしていく方針が決定されています。この委員会で議論すべきだと考えます。

宮代)
「今後、議会改革検討委員会が設置されるのだから、そこで話すべき」ということだと思いますが、それが何ですか?

共産党:佐伯委員)
議会改革に関わる問題だからこそ、請願ではなく、その委員会でやるべきだと思います。

宮代)
議会改革検討委員会で議論すべきと言うのは理解できますがまだ始まってません。議会のスピード感はあまりにも遅いので、できることをやるまでです。

共産党:佐伯委員)
年4回の定例会ごとに請願を出すのか、それとも議会改革検討委員会で、必要に応じてどんどん議論を進めていくのかです。何よりも、全会派が参加する場であり、議会の合議制の原則に則った議論を行うことができます。以上です。

令和会(自民党)関口委員長)
それ以外質疑のある方

令和会(自民党)中島委員)
この請願はどなたが作成されたものでしょうか?

宮代)
書いてある通りです。

令和会(自民党)中島委員)
書かれてる通り。はい。どなたでしょうか?

宮代)
読み上げればよろしいでしょうか。請願者は●●さんです。

令和会(自民党)中島委員)
先ほどから、議会事務局や市民から見聞きした内容を請願文に記載したとおっしゃっていますが、その信憑性をどのように判断すればよいのか、我々には分かりません。以上。

公明党:大内副委員長)
「前回の議会運営委員会で否決され『なんだこれは』と思い、それが今回の請願提出につながった」とのことだが、その「なんだこれは」と言った市民というのは、今回の請願者のことですか?

宮代)
「なんだこれは」と感じた市民は他にもいます。そのうちの一人が、今回請願者として提出しています。

公明党:大内副委員長)
具体的な人数と、「委員会を傍聴したい」と言った人は何人いたのか、教えてください。

宮代)
直接、話をした方は10数名ほどで、その都度「なんだこれは」と言われます。またSNS上の反応を含めた感覚的な規模の両面で捉えています。

公明党:大内副委員長)
「傍聴したい」という人は何人いますか?

宮代)
はっきりと「傍聴したい」と話していたのは5人ほどと思います。

新政会(自民党)齋藤委員)
事務局に確認を取ったのは議員ですか?それとも請願者ですか?

宮代)
私です。

新政会(自民党)齋藤委員)
では、宮代議員が請願者に「こういうことがあったので請願を出してくれ」と依頼したのですか?

宮代)
違います。

新政会(自民党)齋藤委員)
では、請願者のほうから「これはおかしい」と考えて請願を出すことになったのですか?

宮代)
そうです。

新政会(自民党)齋藤委員)
請願者が傍聴に来た記憶はありません。そして、宮代議員の一方的な話だけで請願を出すのはちょっとおかしいかなと思います。なので納得できません。

宮代)
請願者には子どもがいます。やむを得ない事情で傍聴できなかったにもかかわらず、「その場にいなかったから納得できない」と言われるのは、意味がわかりません。

新政会(自民党)齋藤委員)
「この場にいなかったから納得できない」という話ではなく、一方的に宮代議員の情報だけしか聞いていないじゃないですか。

宮代)
「情報源が私しかいない」というご指摘ですね。はい。その通りです。

新政会(自民党)齋藤委員)
一方的な情報だけで、本当に事実に基づいたものなのかという疑問があります。

宮代)
事務局が「そういう事実があった」と証言しています。それを「信じません」と言われるのであれば、これ以上は無理です。また、議運で反対され「傍聴は認めない」と判断しました。 これも事実です。

私からの情報とはいえ、客観的な事実を把握した上で請願を提出しています。

令和会(自民党)赤坂委員)
この請願文の中に「議会だより編集委員会における議論」と書かれていますが、私はあなたをお迎えした覚えはないんですけれども。

宮代)
ん??ちょっと、おっしゃってる意味が分かりません。議会運営委員会や議会だより編集委員会が…

令和会(自民党)赤坂委員)
だから、議会だより編集委員会。議会だより編集委員会。

宮代)
…ん?私は協議案を出していますけど?

令和会(自民党)赤坂委員)
そもそもあなたをお迎えした覚えがないのですが。

宮代)
協議案を出して、その上で話をしているんですけど?

令和会(自民党)赤坂委員)
あなた勝手に来て勝手に意見を言ってったんですよね。お陰でこの会議が 2 時間もかかっちゃってさ。大変なことになっちゃって。あなたが言いたいことがあるなら、次回の議会だより編集委員会の委員になればいいじゃないですか。 わざわざ編集委員会に来て、引っかき回す必要はないでしょ。

宮代)
勝手に来て勝手に発言はできません。協議案を正式に提出し、「説明してください」と求められたため、説明を行い、皆さんからの質疑にも対応しました。その議論が長時間に及んだことは事実ですが、「勝手に来て勝手に喋った」というのは、あまりにも一方的な言いがかりでは?

令和会(自民党)関口委員長)
ここで切りましょうかね。ちょっとおかしな方向に行きそうなので。ま、お互いの意見が出揃ったということで皆さんご理解ください。

新政会(自民党)山下委員)
おっしゃっている方々は他の委員会よりも、議会運営委員会で行われている議論や内部の運営のほうに関心がある、ということですか?

宮代)
市民が何に関心を持つかは人それぞれですが、議員の発言や言動一つ一つに注目している市民がいるという事実はあります。

新政会(自民党)山下委員)
なるほど。市の事業内容について聞かれることが多かったので、そういう関心を持つ市民もいるのだと知り、質問させていただきました。以上です。

令和会(自民党)関口委員長)
はい。他に質問はありませんか?

(質問なし)

それでは、質疑を終了します。

意見・要望・採決に移ります。

共産党:佐伯委員)
本請願は議会運営に関わるものであり、全会派が参加する議会改革検討委員会の場で協議することが最も望ましいと考えます。

令和会(自民党)中島委員)
議会自体は開かれたものであるべきだという点には賛同します。しかし議運等を公開することが透明化につながるとは思えません。議会運営に関する事項は、議会運営委員会のみで取り扱うべきと思うので、反対です。

令和会(自民党)関口委員長)
それでは採決を行います。賛成の方は挙手をお願いします。

事務局)
挙手なし!

と言うことで…

いかがでしたでしょうか。

「傍聴を認めよ!」という主張の中で「こんな事例もあるじゃないか!」という事例が間違っていたということはありますが、「傍聴を認めるかどうか」という建設的な議論はありましたでしょうか。

「事例の有無」に固執し時間を取り、些細な事について質問をし、「本質的な議論をずっと避けている」そんな姿にしか見えませんでした。

そもそも議会は「公開が原則です。

余程のことがあれば、ルールにあるように「秘密会議」を開けばいいだけです。

傍聴を認めるかどうかで反対する正当な理由などそもそもあるはずがないと思いますがいかがでしょうか。

実際に傍聴を認められない主張の根拠としたのが「請願で議論すべきじゃない」という手続き論や、「透明化につながるとは思えない!」という個人の感想です。

さてさて、議会最終日、皆さんはどのような反対討論をしてくるのでしょうか。それともこれまでのように反対討論すらせず、反対の立場を取るのでしょうか。最終日が楽しみです。

宮代を応援したい!!

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(この人数が増えれば増えるほど、2年後の選挙で私と同じ思いの議員を議会にたくさん送り込めます!)

加須市外の方は↓
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大変ありがたいです!
HPの下部にございますので、ぜひご覧ください!
宮代しょうたのHP 
どこで加須市民の方とつながるかわかりませんから大変ありがたいです!最近だと皆さんの拡散によって石丸伸二氏に見つめていただき、雑誌の取材もいただきました。
そして先日では、ABEMA PRIMEの出演も果たす事が出来ました!!
また最近も雑誌やウェブ記事の取材も複数いただいております!!

この調子で知名度を上げまくって加須市民に届けたいと思います!!

何卒よろしくお願いいたします!!

ではまた!

 

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