2026.1.14に議会改革検討委員会がありました。
今回はその件についてです。
SNSガイドライン協議で見えたもの
「SNSガイドラインを作るべきか」――
このテーマは一見すると、マナーや注意事項をまとめる“無難な話”に見えます。
しかし、実際の協議は、そんな綺麗な話では終わりませんでした。
議論は次第に、
「議論の途中を外に出すな」という方向や、
「誹謗中傷」という言葉だけが先行して具体が示されない展開、
さらには少数意見をどう扱うのかという、議会の土台に関わる論点へと広がっていきます。
私は、ガイドラインそのものを頭から否定したいわけではありません。
他にやることはいくらでもありますから…。
ただ、もし作るのであれば、
-
曖昧な文言で恣意的に運用できるもの
-
公開原則と衝突するもの
こうしたものになってはいけない。
この点を、強く指摘しました。
目次
実際のやりとり
※本ブログは加須市の最高規範である加須市議会基本条例第7条の「議会の透明性の確保」に基づいて、議事録を作成しました。発言の趣旨は変えず、読みやすい形になるよう最低限の修正をしています。また、掲載している写真は加須市議会の公式HPから引用しています。
加須市議会基本条例
(議会の透明性の確保)
第7条 議会は、本会議及び委員会の会議を、広く市民に公開しなければならない。
2 議会は、その透明性を高めるとともに市民に対する説明責任を果たすため、議会活動に関する情報を積極的に市民に対し提供しなければならない。
3 議会は、議決責任を深く認識するとともに、議会としての団体意思及び機関意思並びに重要な政策の決定を行ったときは、市民に対して十分に説明するよう努めなければならない。
新政会(自民党系)金子委員長)
「本日は、今年初めての委員会ということで、改めまして、皆さんのご協力をいただきながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず、この委員会の設置について改めて説明いたします。本委員会は、委員が自由に議論できることを保障するため、原則として非公開としております。このルールに基づいて、進行していきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。
それでは、議題に入りたいと思います。
前回、1月17日に開催した検討委員会では、SNSのガイドラインについて、まずは参考事例を確認した上で議論した方がよい、という意見がありました。
そのため、本日タブレット上に資料を掲載しておりますので、こちらについて会派等の意見をいただきたいと思います。
新政会(自民党系)宮崎委員)
「はい。今回、参考事例として、戸田市、上尾市、ふじみ野市、亀岡市、守谷市、日高市の資料を掲載していただいています。
本日資料には入っていませんが、都留市という、少し珍しい市ではあるのですが、そちらの『市議会ソーシャルメディア活用ガイドライン』があります。後ほど議会事務局にお願いして、資料として追加していただければと思っています。
このガイドラインの中では、ソーシャルメディアを利用して情報発信を行う場合、市議会議員であることを自覚し、責任を持って行わなければならない、ということが書かれています。これは市の基本条例第6条にある『議員活動の原則』にも関係しており、合議制の機関であることを十分に認識し、議員間で自由討論を行い、議論を尽くすことが定められています。
そうした前提を踏まえた上で、私どもの会派としては、会議中の録音や写真を切り取って発信することや、会議録の作成前の発信は、個人議員への誹謗中傷につながる可能性があると考えています。そのため、このようなガイドラインは非常に必要であると考えています。
また、議員個人の顔写真の使用についても、肖像権の侵害に当たる可能性があるということで、現在、会派として弁護士に相談をお願いしています。費用についても会派として負担する予定でおり、その結果については、次回またお話しできればと思っています。
このような理由から、SNSでの情報発信については、一定のルール、もしくはガイドラインを必ず作るべきだと考えています。こうした時代ですので、必要性は高いと思います。
そこで、私どもの会派としては、この都留市のソーシャルメディア活用ガイドラインを参考資料として取り入れていただきたいと考えています。市議会から情報を発信する際のルールが書かれており、その後に禁止事項が数多く記載されています。こうした内容を参考にしてはいかがかと思い、提案させていただきました。
以上が、私から、会派としての意見です。」
宮代)
「はい。まず、今回見させていただいた資料についてですが、どれも内容としては抽象的なルール、いわば当たり前のことが書かれているものだと受け止めています。法律や一般常識の範囲内のことが中心であり、あえてガイドラインとして明文化し、リソースを割いて作る必要性は、現時点では感じていません。
また、議論の過程にあるものを発信してはならない、といった内容が他のガイドラインにも見られましたが、そうした考え方は公開の原則に反するものだと考えています。決議の結果が大切なのは当然ですが、それ以上に、議論の過程が適切であることこそが大前提です。
そのため、議論過程の発信を制限するようなルールについても、必要性はないと考えています。以上です。」
りっけん(立憲民主党)野中委員)
「私は、ここで示されている内容を見て、個人議員が発信する場合のルールと、議会として発信する場合のルール、この二つのパターンがあると感じました。そして、そのどちらについても、必要だと考えています。
抽象的だというご意見もありましたが、やはりある程度、決まった形として『この中でやりましょう』という共通のルールは必要だと思います。
もう一点ですが、亀岡市だったと思いますが、市民からの意見をSNSで受け付け、それに対して必ずしも返信はしないものの、『活用させていただきます』という形で運用している事例がありました。そうした取り組みは、加須市でもやっていってよいのではないかと感じました。」
共産党:佐伯委員)
「はい。今回、さまざまな自治体のガイドラインが資料として出されていますが、これを見ますと、例えば上尾市は議会“議員”を対象としたガイドラインになっています。一方で、富士見市は市議会と議員の両方を対象にした内容になっています。
このように見ていくと、適用範囲が、議員のみのもの、議会も含めたものなど、自治体ごとに違いがありますが、全体としては、議会と議員との関係におけるガイドラインは必要なのではないかと感じています。
ただ、実際に運用していく中で、さまざまな問題が起こりやすいのは、議会としての情報発信というよりも、議員個人の情報発信であると感じています。そういう点では、上尾市は『上尾市議会議員ソーシャルメディア運用ガイドライン』として、議員限定の内容になっていますし、日高市も、適用範囲として日高市議会議員に適用するとしています。
また、富士見市については、議員としての身分を有する者と、市議会ソーシャルメディアの管理者という形で、議会も含めた内容になっていますが、私としては、まずは上尾市や日高市のように、議員を対象としたガイドラインが必要ではないかと考えています。
その目的についてですが、日高市のガイドラインでは、目的の項目の中で『適切かつ正確な情報発信と運用について定めることが必要である』とされています。このような目的のもとで、加須市においてもガイドラインが必要ではないかと感じています。
具体的な内容としては、上尾市の3番にある『留意すべき事項』、それから富士見市の4番にある『基本原則』などを見ると、共通している部分が多いと感じています。基本としては、市基本条例および市議会議員政治倫理条例の趣旨を踏まえることが大前提となり、その上で、注意すべき事項などを定めていく必要があるのではないかと思います。
まとめますと、上尾市議会議員のソーシャルメディア運用ガイドライン、そして富士見市議会の基本原則の部分については重要な内容であり、これらを参考に、加須市としても市議会議員の運用ガイドラインが必要ではないかと感じています。以上です。」
公明党:池田委員)
「加須市とよく似た課題を抱えている自治体もありますので、そうした事例を参考にしながら、ガイドラインは作った方がよいと思います。同じような課題があり、留意しなければならない点もありますので、基本的なところについて共通認識を持つことが大切だと考えています。」
令和会(自民党系)中島委員)
「結論からお話しさせていただきますと、ソーシャルメディア活用のガイドラインは必要であり、必ず必要であるというのが、会派として一致した意見です。
なぜかと言いますと、佐伯委員もおっしゃっていましたが、誤った情報が発信されるということは、いずれにしても良くないことです。不適切な情報発信の結果、誤解を招いたり、信頼を失ったり、また一部の方々の感情を害してしまうといったことも起こり得ると思います。
そうした事態が起こらないようにするためにも、我が市としてソーシャルメディアのガイドラインは必要ではないかと、会派の中で話題になっていました。
また、その中でも基本原則をきちんと作っていくことが、私たち自身にとっても、市民に対して誠実な情報発信につながると考えています。以上です。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「はい。各会派の皆さんから意見をいただきました。
全体としては、ガイドラインを作った方がよいのではないか、というお話であったかと思いますので、今後は、作っていく方向で進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。」
宮代)
「先ほど皆さんがお話しされていた内容ですが、どれも、今ある法令や一般的な常識の中で対応できるものだと感じました。正直なところ、最後まで、わざわざガイドラインを作る必要性がどこにあるのか分かりませんでした。
具体例として挙げられていたのが『適正かつ正確な情報発信』という点ですが、これは当たり前のことです。その上で、守られていない、間違った情報が発信されているというお話がありましたが、そうした事実はどこにあるのでしょうか。具体的な事実があるのでしょうか。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「これ、いっぱいありますよね。」
令和会(自民党系)中島委員)
「まず、その前にですが、『常識的に』とおっしゃいましたけれども、何が常識的なのかが分からないので、その点をもう少しお話しいただければと思います。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「はい。じゃあ簡単に」
宮代)
「この資料に載っている、ソーシャルメディア運用ガイドラインの内容についてです。どこを読んでもいいのですが、例えば、『守秘義務に反しないことはもとより、情報の取り扱いについても十分留意すること』とあります。これは当たり前ですよね。
次に、『議会から発信された情報は、市民に対して相当の信ぴょう性を与えることを十分認識する』、これも当たり前のことです。
さらに、『一度ネットワーク上に公開された情報は、完全に削除することが困難であることを念頭に置くこと』とありますが、これも同様です。
どれも、当たり前のことしか書いてありません。ほかにも、職務上知り得た秘密や個人情報の保護など、どこを見ても同じ内容だと感じています。」
令和会(自民党系)中島委員)
「どこの市がどう発信しているか、という話ではありません。今、宮代委員ご本人が『常識的』とおっしゃったので、その個人的な思いが言葉になっているのだと思います。そこでお聞きしたいのは、条例や法令、各議会が定めている遵守事項ではなく、宮代議員ご本人が、何を常識だと考えているのか、という点です。」
宮代)
「ですから、ここに書いてある、皆さんが資料として参考にしている内容が、どれも常識的で、法令の範囲内に沿った、抽象的なことしか書かれていない、ということです。当たり前のことを、もう一度書いているだけだと感じています。
例えばですが、『赤信号は渡ってはいけません』。これは当たり前にダメですよね。それを改めて『赤信号は渡ってはいけません』というルールを設けましょう、という話をしているように感じます。そこに、わざわざリソースを割く必要がある理由が分かりません。そういった意味での常識です。」
新政会(自民党系)宮崎委員)
「常識というのは、一般的な常識のことだと思いますが、議員・議会には、公務と政務があります。公務というのは、議場の中での話であり、議論をするのは公務です。一方で、政務は個人的な活動です。
公務の中では、やはり決まり事を作るべきだと考えています。常識かどうかではなく、加須市議会として、公務の中でどのようにやっていくのかを決めていく必要があると思います。これは議会の中の話です。
一人ひとりの考え方や政務活動については自由であるべきだと思いますが、あくまで、公務として議論していることについては、佐伯委員がおっしゃるように、議会は合議制の機関です。自由に討論を行い、決まったことを表に出していく。
議論の一つ一つをすべて表に出して、ああだこうだと良い悪いを言うことについては、どうなのかと思います。いろいろな意見があるとは思いますが、議論の中のものをすべて表に出すのはいかがなものか。だからこそ、ガイドラインを作るべきだと考えています。
政務と公務を一緒にしてしまっているのではないかと感じています。議会として、しっかりとやるべきだと思います。」
宮代)
(挙手)
新政会(自民党系)金子委員長)
「はい。野中委員。」
宮代)
「え? 手、上げてないですけど。」
りっけん(立憲民主党)野中委員)
「あ、手は上げていなかったですけど、
あ、じゃ先ほど『常識』という言葉が出ましたが、私は『常識』というのはとても漠然としていて、抽象的なものだと思っています。それぞれが考えている常識が、すべて共通しているとは思えません。だからこそ、共通認識として、このように文章化することが必要だと思います。
『常識』と言いますが、それぞれの常識は違いますよね。そこを共通の認識として整理する必要があると思います。……違わないですか?」
宮代)
「抽象的にすれば、一緒になるはずだと思っています。ある程度は。言っている意味は分かりますが、個別具体の話になると――」
新政会(自民党系)金子委員長)
「宮代委員、発言をやめてください。」
宮代)
「いや、聞かれたので。」
りっけん(立憲民主党)野中委員)
「私は、それぞれの中で『常識』というのは違うと思っています。だからこそ、共通認識として、その常識をきちんと文章化すべきだと思っています。以上です。」
共産党:佐伯委員)
「はい。えっとですね、このガイドラインに、各自治体が書いていることは、確かに当たり前のことなんです。ただ、その当たり前のことを、加須市議会として明文化しましょう、明らかにしましょう、ということだと思います。
『常識だから決めなくていい』『加須市はなくていい』という話ではありません。だからこそ明文化して、それに沿って、みんなで守りましょう、ということです。そして、何かあった時には、リスク管理として、そこまで定めていきましょう、ということです。
当たり前のことを、加須市議会として明確にする。それが今はできていないんです。宮崎委員もおっしゃっていましたが、今はない状態です。現状は野放図です。
当たり前のことを、それぞれの良識の範囲で守れればいいですが、それをきちんと守るために、加須市議会として責任を持って明確化する。そのことの、どこに問題があるのか、という話だと思います。」
公明党:池田委員)
「常識というのは、時代や場所によって変わるものだと思います。江戸時代であればちょんまげが常識でしたが、今それをしている人はいませんよね。このように、常識というのは常に場所と時間によって変わっていくもので、絶対的なものではないと思います。
今『常識』と言われているものも、ソーシャルメディアなどのメディアが急激に発達してきたからこそ、必要になってきたものだと思います。そうした背景があるからこそ、明文化してルールを作っているわけで、必要なものを作っているのです。そういう意味で、『いらない』というのは少し違うのではないかと思います。」
宮代)
(挙手)
新政会(自民党系)金子委員長)
「いや、宮代委員……」
宮代)
「いや、自由討議は?――」
新政会(自民党系)金子委員長)
「今、録音していますか?」
宮代)
「もちろん。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「発信しますか?」
宮代)
「必要であれば、当然します。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「設置要綱に基づいてやってくれますか?」
宮代)
「一回、発言していいですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「一回だけどうぞ。みんなの意見を聞く場ですから。」
宮代)
「今の議論は『常識』だけで進められていますが、前提となるのは法令と常識です。誹謗中傷をしてはいけない、差別をしてはいけない、これは当たり前のことですよね。そして、これらは非常に抽象的なものです。
例えば差別についても、どこからが差別に当たるのかというラインは、個別具体的な判断になります。だからこそ、ガイドラインに細かく載せることはできない。判断が難しいからです。
結果として、最も前提となる共通部分を明文化しているのが、法令や常識です。そんな当たり前のことを、改めて時間やその他のリソースを割いて作る必要性が、私には分かりません。
そして、皆さんは『ルールが守られていない』と言いますが、では、どこにそのような事実があるのでしょうか。」
新政会(自民党系)宮崎委員)
「宮代くんに言っておきますが、これは私たち一人ひとりを攻撃するための会議ではないですよね。私たちが聞きたいのは、他の自治体はなぜガイドラインを作っているのか、ということです。全国にはもっと事例がありますよね。なぜ作ったのか、その点です。」
宮代)
(挙手)
新政会(自民党系)宮崎委員)
「それ、あなたが答えられるんですか?」
宮代)
(挙手)
新政会(自民党系)金子委員長)
「いや、答えなくていいです。」
宮代)
「ええ? 聞かれているのに?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「これをやると、また元に戻ってしまいますから。皆さんの意見としては、ガイドラインを作ろうということで、全体の意見ですよね。ですから、この件については、ガイドラインを作っていくということで進めます。」
宮代)
「合議制……」
新政会(自民党系)金子委員長)
「改めて―。何がアレなんですか。宮代議員はこれ、みんなSNSの発信しているんですよ?これだけ誹謗中傷しているアレ、ないでしょう。」(ほぼ原文)
宮代)
「誹謗中傷というのはおかしいです。どこが誹謗中傷なんですか。ちゃんと指摘してください。宮代が誹謗中傷をしている、というレッテル貼りは、逆に誹謗中傷ですよ。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「違いますよ。」
宮代)
「では、具体的に言ってください。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「私が、なぜ自民党なんですか?」
宮代)
「自民党員じゃないんですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「違いますよ。」
宮代)
「違うんですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「自民党から推薦はもらっていませんから。」
宮代)
「それ、関係あるんですか?」
(※金子議員の主張を汲んで、表記を(自民党系)に変えておきました。)
新政会(自民党系)金子委員長)
「そういうのは……ちょっと待ってください。」
新政会(自民党系)宮崎委員)
「議論にならない。誹謗中傷かどうか、という点については、個人の感じ方が違うかもしれませんけど。」
宮代)
「それは、皆さんがそう言っているからでしょう。」
新政会(自民党系)宮崎委員)
「一つだけ質問させてください。宮代さんが、各議員の写真をSNSに載せていることは、肖像権の侵害になりませんか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「じゃあ一言だけ。なるか、ならないか。」
宮代)
「皆さんは公職にあり、公務中ですので、肖像権には当たりません。」
新政会(自民党系)宮崎委員)
「それは、どこの法律ですか?」
宮代)
「では、確認します。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「いいです、確認しなくて。SNSは使えませんよ。」
宮代)
「はい? 使いませんけど。」
(資料を探す)
(約15秒経過)
共産党:佐伯委員)
「答えられないじゃん。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「答えなくていいです。」
宮代)
「では後で根拠を出しますが、裁判の判例でも、公職の公務員が公務中に撮影された画像については、『肖像権には当たらない』という判断が出ています。公式ホームページに掲載されている写真が、肖像権に当たるという根拠は何ですか?」
言い切り過ぎて少し反省ですが、正確には『肖像権そのものが否定される』というモノではなく、公務員の公的活動については、肖像権侵害としての違法性が成立しにくいというのが判例・実務の整理です。
新政会(自民党系)宮崎委員)
「それについては、今、弁護士に相談しています。あと、私たちはこの件については訴えさせてもらいます。」
宮代)
「どうぞ、どうぞ。」
共産党:佐伯委員)
「私たちは、議会に対しては写真使用の承諾をしていますが、宮代議員に対してはしていません。範囲を超えています。」
宮代)
「公開情報ですよね。」
共産党:佐伯委員)
「話を戻しますが、当たり前のことを、加須市議会としてガイドラインに定めることが、なぜ問題なんでしょうか。別にいいじゃないですか。法律がどうだとか、いろいろ言っていますが、加須市議会として、この部分は大事だよね、ということを明文化する。それが、なぜいけないのか、ということです。」
宮代)
(挙手)
新政会(自民党系)金子委員長)
「『いけない』という点を一言だけ。」
宮代)
「なぜ、私の発言だけ制限しようとするんですか。皆さんの発言は自由なのに。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「一人だけになってしまうからです。」
宮代)
「意見が対立していて、反対が一人しかいない、という状況ですよね。仮に一人一分だとしたら、賛成派の人数が多い分、発言の総量は全く違ってきますよね。」
共産党:佐伯委員)
「なぜいけないのか、答えてください!」
宮代)
「この“当たり前のこと”だけを書いたガイドラインを、改めて作るだけなのであれば、正直、時間の無駄だと思いつつも、賛成することはできます。」
共産党:佐伯委員)
「何が無駄なんだ!」
宮代)
「わざわざ作る必要性を感じないからです。」
共産党:佐伯委員)
「だって、加須市議会にはないんですよ?」
宮代)
「ないから作るんですか? 必要だから作るんじゃないんですか?」
共産党:佐伯委員)
「ないし、必要だから作るんですよ。」
宮代)
「では、その必要性を教えてください。」
共産党:佐伯委員)
「さっきから言っているじゃないですか。当たり前のことを、ちゃんとやるって。」
宮代)
「私としては、当たり前のことを明記するだけなら、百歩譲っていいと思っています。ただ、その後に、それを恣意的に運用して、判断の基準にされることを、私は恐れています。」
共産党:佐伯委員)
「なんだ、そんなこと、誰も……」
宮代)
「例えばですが、『議論の過程を発信してはならない』という文言をここに入れた場合、表現の自由や、国民の知る権利が侵害されますよね。そうではなく、『差別はダメだ』といった当たり前のことを書くのであれば問題ありません。でも、その奥にある皆さんの思惑を感じるからこそ、私は危惧しています。」
共産党:佐伯委員)
「じゃあ、自分のためだということですか?」
宮代)
「違います。市民、国民のためです。」
共産党:佐伯委員)
「自分が自由に発信するためには、困ってしまう、ということですね。」
宮代)
「違います。発信を受け取る皆さんのためです。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「宮代議員の発言の場ではありません。野中委員。」
りっけん(立憲民主党)野中委員)
「先のことを考えて、という話をしましたが、憶測でそういう――」
宮代)
「憶測ではなく、推測です。」
りっけん(立憲民主党)野中委員)
「憶測ですよ?」
宮代)
「推測です。憶測は、ただの妄想です。」
りっけん(立憲民主党)野中委員)
「これから始めようとしていることなので、憶測で反対していくのはおかしいと思います。」
宮代)
「まず、推測です。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「宮代委員、発言をやめてください。」
宮代)
「なぜ推測かというと――」
新政会(自民党系)金子委員長)
「宮代委員、発言をやめてください!」
宮代)
「なぜですか!」
共産党:佐伯委員)
「いいじゃないですか。」
宮代)
「自由に議論しましょうよ。
憶測というのは、何の根拠にも基づかない、ただの妄想です。私が言っているのは推測です。
なぜかというと、この議会改革検討委員会ができた経緯があります。まず、『原則非公開』というルールを勝手に作り、その非公開の中で、SNS規制やPCの規制を検討しようとしていますよね。その理由や根拠も示されないまま、非公開の場で潰そうとしている。
そして今、同じことが行われています。『SNSのガイドラインを作りましょう』という話です。その中に、細かい文言を入れて、発信を不当に制限するような内容が盛り込まれる可能性がある。
今も、根拠を明確にせず、事実確認もないまま、『誹謗中傷』などの議論がされています。そうやって、勝手に制限していくのはおかしい。
このように、根拠に基づかず、おかしなことが行われる可能性があると、私は推測しています。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「原則非公開という点については、設置要綱に入れて、それを条件として入っていますよね?」
宮代)
「以前も議論しましたが、国民の知る権利や表現の自由、加須市議会基本条例の第7条の公開の原則とか……」
新政会(自民党系)金子委員長)
「それはいいです。それを分かって―」
宮代)
「上位法が公開原則だという中で、末端の委員会が規制をすることは、本当にいいんですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「そこに話が飛んでしまうから……ちょっと私もわからない。」
共産党:佐伯委員)
「今回、いろいろな自治体の資料を出していただいて、各会派で考えをまとめて報告する、という流れでした。私も報告の中で、上尾市やふじみ野市のこのあたりが必要ではないか、という話をしました。
例えば、上尾市では、議会基本条例や議会議員政治倫理条例の趣旨を踏まえて、議員がその役割を自覚し、良識ある情報発信を行うこと、とされています。これは当たり前のことですし、加須市議会として明記していい内容だと思います。
次に、基本的人権、プライバシー権、著作権、肖像権について十分留意すること、これも当たり前のことですが、加須市議会として明文化することに意味があると思います。
さらに、発信した情報によって他者を傷つけた場合や、誤解を生じさせた場合には、誠実に対応し、正しく理解されるよう努めること、こうした点も含めて、どれも必要な内容だと思っています。
だからこそ、なぜ、こうした当たり前のことを、加須市議会として明文化してはいけないのか、という話です。宮代議員は、それを全面的に否定しているわけですね。」
宮代)
「否定していません。していません。」
共産党:佐伯委員)
「『作る必要がない』というのは、そういうことですよ。作る必要がないということは、こうした基本条例に基づく考え方も、いらないということになる。」
宮代)
「全然違います。あってもいいと言っています。」
共産党:佐伯委員)
「具体的に、どういうガイドラインを作るのか、その中身を議論する中で、『これは必要』『これは必要じゃない』という議論であれば分かります。でも、最初からガイドラインそのものがいらないと言っている。必要なこと、当たり前のこと、こうあるべきだということも定める必要はない、と言っているわけです。
中身の問題であれば、これからみんなで議論して、『これはいらないよね』『これは必要だよね』と整理していけばいい。でも、最初からガイドラインは必要ない、というのはおかしいと思います。」
宮代)
(挙手)
新政会(自民党系)金子委員長)
「じゃあ、ガイドラインが必要かどうかを――」
宮代)
「だからなんで一言でまとめさせようとするんですか? 無理ですよ。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「話が変な方向に飛んでいっちゃうんです。」
宮代)
「飛んでいきません。
今のお話ですが、私は最初の主張として、『別になくてもいいと思います』と言いました。それは私の主張ですし、それ自体に是非はないと思っています。
そして先ほども言いましたが、『当たり前のことを明記する分には、百歩譲っていい』と言っています。全面否定はしていません。当たり前のことを、改めて時間を作って書き連ねる、それ自体は最悪あってもいいと思っています。」
共産党:佐伯委員)
「じゃあ、ガイドラインを作るってことでいいじゃないですか。」
宮代)
「いいですよ。」
共産党:佐伯委員)
「そこを明確にして。ガイドラインを作るということを明確にして。」
宮代)
「別にいいですけど。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「じゃあ、それだけで。」
宮代)
「いや、そこだけ切り取ろうとするのはおかしいですよ。」
共産党:佐伯委員)
「いや、違う。基本的に、作るか作らないか、だから。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「そうです。」
共産党:佐伯委員)
「そこを明確にしてほしい。」
宮代)
「だから、方向性として作る分にはいいですよ。ただし、その後の議論をちゃんとしていただけるのであれば、です。
ただ、なし崩し的に数の論理で決議をして、自分たちが入れたい文言だけを入れる、そういう横暴なことがない限り、私は問題ないと思っています。ただ、これまでのやり方を見ていると、そこをとても危惧している、ということです。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「はい、分かりました。」
宮代)
「その懸念を払拭できるのであれば、当たり前のことを明記する分には、私はいいと思います。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「できます、ということで、皆さんの意見がそろいました。」
共産党:佐伯委員)
「はい。」
宮代)
「じゃあ、その点も、皆さん、ちゃんと同意してくださいよ。私の考えについて。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「それも……」
宮代)
「ちゃんと、みんなで議論をして作る、ということを約束していただけるのであれば、私は譲歩します。私は主張を変えて、皆さんに歩み寄って、そちらの主張に乗ってもいい、という話をしているんです。だから、皆さんも、そこはきちんと同意してください。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「では、少し整理します。
ガイドラインを作る、ということで一致しましたので、ガイドラインを作らせてもらいます。
皆さんの意見については、事務局が把握していると思いますので、私と副委員長で、事務局と一緒に、今の意見をまとめて、一つの概要として素案を作りたいと思いますが、よろしいでしょうか。」
宮代)
(挙手)
新政会(自民党系)金子委員長)
「じゃあ、一言。」
宮代)
「なぜ一言なんですか。
その素案に対しては、多数決をもって全部決めるんですか。それとも、この会議が始まった最初の段階で確認したように、皆さんの合意をもって、一つ一つ進めていくんですか。
今回、ソーシャルメディアのガイドラインの素案を出す。その後、それに対して、『これは合議が取れた』それはいいでしょう。反対に『一人以上反対が出た』となった場合、もう少し議論をするのか、それとも廃案にするのか。そこをきちんと明確にしていただかないと、先ほど私が危惧した通りになります。
皆さんの賛成意見が多いという理由だけで、何でもかんでも決まってしまう。そういう状況が現実になってしまいます。ですから、賛成多数で決めるのか、それとも総意をもって決めるのか、そこを明確にしてください。」
公明党:池田委員)
「それは、一人でも反対したら、決められないということでしょうか?」
宮代)
「はい。最初に皆さんがおっしゃっていたはずです。合意を取って、全員で一つずつ進めていきましょう、という話をしていたと認識しています。
一人でも反対が出たら、それは再度練り直すべきです。お互いに歩み寄った内容に作り替えるべきだと思います。その積み重ねの中で、皆さんで合意を取っていく。これが、民主主義の形だと私は思っています。」
公明党:池田委員)
「一人で反対した場合、再度会議をして、それでもまた一人で反対した場合は、まだ決まらないということですか?
それとも、内容を修正して、みんなが賛成したものだけを載せる、ということでしょうか?」
宮代)
「はい。最後まで納得が得られないのであれば、それは載せるべきではないと思います。」
公明党:池田委員)
「一人でも反対したら……」
宮代)
「はい。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「どうですか、佐伯委員。今の発言に対して。」
共産党:佐伯委員)
「まず、ガイドラインを作る、ということは――」
新政会(自民党系)金子委員長)
「もう、これは決まりです。」
共産党:佐伯委員)
「その上で、今後、具体的にどういう中身にしていくかについては、議論していく、ということでいいんじゃないですか。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「はい。」
宮代)
「いや、私が危惧していることが、まったく担保されていないんです。皆さん、一言も言わないですよね。
『全員で一致したものを載せましょう』と。なぜ、この一言が言えないんでしょうか。
それとも、皆さんは、賛成多数をもって、一人の意見なんてないがしろにしていい、自分たちで好きなことを決めていい、ということを暗に思っているからじゃないですか。そうでないなら、きちんと一言、明確に言ってください。」
共産党:佐伯委員)
「議論していく、ということはね、そういうことですよ。」
宮代)
「じゃあ、明確に言ってください。」
共産党:佐伯委員)
「賛成多数で決める、なんて誰も言ってないでしょう。」
宮代)
「だから、それを明確にしてください。当たり前のことを、もう一度言ってください。」
共産党:佐伯委員)
「議論の進展なんて、分からないじゃないですか。」
宮代)
「一人でも反対があったら、それは認めないと、一言言ってください。」
共産党:佐伯委員)
「議論をしていく中で、そこも含めて――」
新政会(自民党系)金子委員長)
「そう。」
宮代)
「それなら、私は、このガイドラインの策定については賛成できません。
なぜなら、先ほど私が譲歩したのは、そういった懸念点が払拭できるのであれば、作ってもいい、という話だったからです。
ですが、私が危惧した通りです。これまでと同じ、既定路線です。私が危惧していたことが、そのまま現実になっています。ですから、私は賛成できません。」
共産党:佐伯委員)
「自分のためのガイドラインを作りたい、ということですね。」
宮代)
「皆さんのためのガイドラインを作りたい、ということです。」
共産党:佐伯委員)
「いや、違うでしょう。自分の言い分が通らなければ――」
宮代)
「皆さんは、『皆さんのためのガイドラインを作りたい』ということですよね。私は、みんなで加須市議会のガイドラインを作ってもいいと言っています。
ですが、皆さんは、自分たちにとって都合のいいガイドラインを作りたい、と言っているということですよね?」
共産党:佐伯委員)
「いや、違うよ。議論していこうと――」
宮代)
「じゃあ、先ほどの点について、ここで、きちんと明確にしてください。合意を取ってください。」
共産党:佐伯委員)
「議論して――」
宮代)
「なぜ、ぼやかすんですか。」
共産党:佐伯委員)
「宮代さんは、すでに自分の意見は受け入れられない、平行線だ、ということを言っているわけですよ。
でも、そうじゃなくて、言論の府、合議制というのは、十分に議論して、意見を交換し合って、一つのものをまとめていく、ということです。まだ過程は分からないじゃないですか。最初から『こっちはそういうつもりなんだろう』と決めつけるのは、議論とは違うと思います。議論というのは、重ねていくものです。」
宮代)
「はい。ですから、ここに書いてあることを、そのまま載せるのであれば、ほとんどの場合は問題ありません。8割、9割は、このまま載せていいと思っています。
ただ、いくつか、1つか2つほど、どうしても納得できないものがありました。それ以外については、基本的に問題なく、合意が取れると思っています。」
共産党:佐伯委員)
「じゃあ、それで――」
宮代)
「その中で、唯一、私が賛成できないものが出てきた場合、それは皆さんにとっても同じですよね。
一人でも反対意見が出た場合、それを載せるというのは、この会議が始まった際に確認した、『総意を取って進める』という約束に反することになります。それを、なかったことにする、という話なんでしょうか。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「佐伯委員。」
共産党:佐伯委員)
「過程の話ですよね。」
宮代)
「過程の話です。」
共産党:佐伯委員)
「納得できないものが出てきた場合、という話ですが、何が出てくるかは分からないじゃないですか。」
宮代)
「それは、皆さんにとっても同じです。私が提案したもので、皆さんが反対したいものが出てきた場合も同じです。」
共産党:佐伯委員)
「私の発言です。」
宮代)
「名前は出していないと思いますけど。」
共産党:佐伯委員)
「言いましたよ。」
宮代)
「はい。では、どうぞ。」
共産党:佐伯委員)
「何が出てくるか分からないからこそ、まずは素案を作ってください、という話なんです。
今日の時点では、中島委員も池田委員も、具体的に何が出てくるか分かりません。ただ、今日は資料を見ながら、『これはいいんじゃないか』『これは当たり前じゃないか』という意見交換をしました。
それを踏まえて、今後、何が出てくるかは分からない。だから、出てきたものに対して、これから議論していきましょう、ということです。
宮代さんは、最初から、自分がやりにくいもの、自分が納得できないものが出てくるだろう、と考えている。でも、それは分からないですよね。出てきたものを議論する、ということです。」
宮代)
「その議論のプロセスを、ちゃんと明確にしてください、と言っているんです。」
共産党:佐伯委員)
「その過程によって決めていこう、ということです。」
宮代)
「じゃあ、それは多数決で、ということですか?」
共産党:佐伯委員)
「多数決なんて、誰も言っていません。思い込みです。」
宮代)
「じゃあ、他に何があるんですか?」
共産党:佐伯委員)
「だから、議論して決めていこう、ということです。」
宮代)
「つまり、最終的に、全員が納得できる解を作りましょう、ということですよね。」
共産党:佐伯委員)
「そう。そうだよ。」
宮代)
「全員が納得できる解を出した場合、それを決める、ということですよね。」
共産党:佐伯委員)
「そう、そうだよ。」
宮代)
「それならば、私は納得しますよ。」
共産党:佐伯委員)
「宮代さんの考えが変わって、納得することも含めて、ということです。」
宮代)
「それはもちろんです。議論の過程ですから。私が納得することもあるし、誰かが反対していても、それが賛成に変わることも十分あり得ます。議論の上では当然です。
ただ、その結果として、全員が最終的に合意できたものに対してGOサインを出す。私は、その点を担保してください、という話をしています。
今の佐伯委員のお話も含めて言えば、全員の合意がしっかり取れた場合に、それを進める、という理解でいいですよね。」
共産党:佐伯委員)
「議論を重ねてね……」
宮代)
「議論を重ねて、ですね。」
共産党:佐伯委員)
「私は、宮代さんが考えを変えることも想定していますからね。」
宮代)
「もちろんです。」
共産党:佐伯委員)
「宮代さんは、こちらは絶対に変わらないと思っているのかもしれないけど、それでは議論の意味がない。」
宮代)
「いや、私が譲歩することがあっても、皆さんが譲歩した場面は、これまでなかったじゃないですか。」
共産党:佐伯委員)
「いや、それは――」
宮代)
「事例がないですよ。少なくとも、私は覚えていません。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「では、話をまとめたいと思います。ガイドラインは作る、ということで進めます。内容については、これまで皆さんから出た意見を集約していますので、事務局の方で――」
宮代)
「まだ時間もありますし、ここで素案を考えてもいいんじゃないですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「正副委員長と事務局で、ガイドラインの素案を作ります。そして、それを次の機会に、皆さんで議論する、という形で進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
宮代)
「これ、なぜ正副委員長のみなんですか? 希望者は参加できないんですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「何を希望しているんですか? 皆さんの意見をまとめるだけですから。」
宮代)
「その“まとめる場”に、私も参加したいと言っているんですけど。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「どうですか、そういう――」
宮代)
「そもそも、なぜここで素案をみんなで作らないんですか?
なぜ正副委員長が裏で作ろうとするんですか? まだこの会議の時間があるじゃないですか。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「いや、まとめるという話ですよ。」
宮代)
「であれば、大前提として、ここで皆さんが『こういう素案があった方がいいよね』という意見を出した上でないと、事務局だって、今の話だけでまとめるのは難しいと思います。
具体的に、何が出たんですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「では、正副委員長にまとめられないということですので、もう一度、ガイドラインについて検討する、ということですか?」
宮代)
「ここで、各委員から、どういった内容が入っていると望ましいのかを、きちんと意見として集約しておかないと、後で正副委員長と事務局がまとめる際に、どこから作るのか、という話になると思います。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「聞いた意見を書き出して、『これについてはこうですよね』といった形で、大まかな骨子案を作り、そこで皆さんの意見を聞こう、という話なんですけど。」
宮代)
「それは、もう出たんですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「そうでなければ、また話を元に戻しますか?」
共産党:佐伯委員)
「言っているんですよね。『これは必要じゃないですか』って。私は、ふじみ野市の事例も出しましたし、それぞれ意見を言っているわけです。その中で、『じゃあ正副委員長でまとめてください』という話になっている。それは、あくまでも叩き台であって、素案です。そこからまず出発しましょう、ということでいいんじゃないですか。それ以上に希望者が入ったりする必要はなくて、まずは叩き台、素案を作るということで。」
宮代)
「いや、なぜ入れないのかが分からないんですけど。」
令和会(自民党系)中島委員)
「今、佐伯委員がおっしゃった通りで、叩き台ということでよろしいかと思います。
なぜかというと、先ほど宮代委員も『ここに出ているものは8割、9割は賛成できる。あとは1割、2割だけだ』という話をされていました。なので、まず叩き台を作って、それを基に議論する、ということで良いと思います。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「はい。では、正副委員長と事務局で叩き台を作る、ということでよろしいですかね。」
宮代)
「それは、傍聴はできるんですか?」
(その他委員)
「傍聴?(笑)」
宮代)
「その辺の会派室や会議室でやるということですか? それとも、もう出来上がったものがあるんですか?」
新政会(自民党系)金子委員長)
「皆さんから意見を聞いた中で、上尾市やほかの市の例、そして宮代委員が8割程度は賛成できるという意見も含めて、皆さんの意見を踏まえた叩き台を作る、ということです。」
宮代)
「反対の1割、2割がどれなのか、私は言っていませんけど、それでいいんですか?」
共産党:佐伯委員)
「宮代さん。出てくるんですから。素案として、叩き台として。その時点で意見を言っていただければいいじゃないですか。それで、なぜダメなんですか。」
宮代)
「正直、申し訳ないですけど、私は信用ができないです。」
(その他委員)
「(笑)」
公明党:池田委員)
「叩き台が出てきた後で、宮代委員が入れたいと思っていたことが入っていなかった場合は、その場で追加できるように――」
宮代)
「だから、その集約を先にやればいいんじゃないですか、という話をしているんですよ。」
公明党:池田委員)
「これまで、皆さんが『これがいい』『あれがいい』と言ってきたことをまとめていただいて、もし『これはちょっと違うな』と思ったら、その時に『あの時こう言っていましたよね』と付け加えたり、削ったりすればいいと思います。」
りっけん(立憲民主党)野中委員)
「集約を先にやればいい、というお話ですが、今、『作るか、作らないか』という点だけで、これだけ時間を使っています。やはり、ある程度の叩き台があって、その一項目一項目について議論していく方が、効率的だと思います。
もし、その中で自分が必要だと思うことが入っていなければ、その時点で意見を言えばいい。私は、その方が時間的には効率が良いと思っています。現時点でも、かなり時間を要していると思います。」
宮代)
「だから、いきなり『議論をする・しない』という話ではなくて、改めて、皆さんが『入れてほしい趣旨』をそれぞれ言えばいいじゃないですか。私は、まだそれを言っていません。
私は意見を変えて、ガイドラインを作ること自体には賛成しました。ただ、どういうことを載せてほしいのか、逆に載せてほしくないのかについては、まだ言っていません。なので、そういったことも含めて、改めて皆さんからも意見を出せばいいと思います。
ここで『載せる・載せない』の結論を出す議論をするのではなく、それぞれが『こういうことを載せてほしい』と意見を言えばいい、という話をしているんです。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「ちょっと、話が食い違っている気がするんですけど。」
共産党:佐伯委員)
「だからね、宮代さん。あなたは、まだ自分が載せたいものを言っていない、ということですよね。」
宮代)
「はい。」
共産党:佐伯委員)
「言っていないから、その場に入りたい、ということなんでしょうけど、とにかく今日の時点では、正副委員長で素案を作る。それで、入れてほしいものがあれば、次の協議の時に出してもらう、ということでいいじゃないですか。」
宮代)
「それが二度手間だ、という話です。」
共産党:佐伯委員)
「素案に対して、みんなで意見を出して、項目が12になったり13になったり増えることも十分ありますし、10項目のうち『これは問題だね』と削る場合もあり得ます。
まずは叩き台を作って、次の協議の時に改めて意見を出せば、それで十分だと思います。」
宮代)
「出来上がってから意見を言うと二度手間になるので、先に私の意見を言わせてください。
例えば、ある市のガイドラインにある『施策等の意思形成過程における情報、検討中の素案、それに対する個人的な意見などを発信すること』が禁止事項になっていますが、議論の過程の情報がダメだ、というのは、私は到底納得できません。
これは市民の知る権利を侵害するものですし、私たちが情報公開を行う上でも、極めて不当な制限だと考えています。これには納得できません。
もう一点、『公式ソーシャルメディアの管理者、または運用を行う者が不適切と判断した内容を発信すること』という点です。公式SNSの話だとは思いますが、公式であれ個人であれ、曖昧な基準で、誰かに判断権を与えることには納得できません。この2点だけ、お伝えします。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「では、そういった意見も踏まえた上で、正副委員長と事務局で素案を作ります。その素案について、次の会議で議論していただければと思います。
また、次の委員会で、SNSガイドラインに加えて、何を議論するかについてですが、いろいろ分からない部分も多いので、一度、会派に持ち帰っていただいて、『次はこれを議論しよう』というものを提案していただければと思います。」
宮代)
「協議事項一覧で、最初に皆さんで三つ決めたはずです。
一つ目が、意見交換会の運用。
二つ目が、SNSガイドライン。
三つ目が、情報通信機器の使用に関する規定、つまり、パソコンを議場に持ち込んでよいかどうか、という点です。
この三点について、今後検討していきましょうと合意したはずです。これに則るなら、次は、情報通信機器の使用、パソコンの話になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。」
共産党:佐伯委員)
「私は、このソーシャルメディア活用のガイドラインは、相当時間がかかると思っています。なので、新しいテーマに入るのは、それが終わってからでいいのではないでしょうか。次は、ガイドラインの素案についての協議でいいと思います。」
宮代)
「ちなみに、日程を見ると、2月24日で最後になっています。日程も決めた方がいいのではないかと思いますが。」
事務局)
「新年度の日程については、まだ議会日程自体が確定していないため、現時点で候補日を提示するのは難しい状況です。」
新政会(自民党系)金子委員長)
「それでは、次回はガイドラインの議論を行う、ということでよろしいでしょうか。」
「はい。」
いかがでしたでしょうか。
このやり取りを見て、何を感じるでしょうか。
「当たり前のことを明文化するだけ」という話ですが、私にはその抽象的な当たり前を「拡大解釈」して、自分たちにとって都合の良い制限をしようとしているようにしか見えません。
自分達の主張を正当化するためのそれっぽい根拠を作りたい。
そんな思惑が見えて大変恐ろしいですが、ただの邪推でしょうか。
本当に問われているのは「結果」よりも「過程」
そして何より、私が繰り返し求めたのは、
内容以上に「過程」となる手続き論です。
「数の論理で物事を進める」これが当たり前になれば、民主主義なんてお飾りもいいところです。
次回に向けて
次回、叩き台(素案)が出てきます。
私は、そこにどんな文言が入るのかを注視しつつ、
公開の原則と市民の知る権利に反しない形で議論が進んでいるかを、引き続き確認していきます。
新・プロジェクト始動!「地方議員の森」始めました!

過去に一度でも一般質問をしたことがあるなら、それは誰かにとっての貴重な事例です。
その知見を、課題(テーマ)別に持ち寄って共有する場を作りました。
無料/匿名基本/出入り自由。
参加希望の地方議員の方は宮代までご連絡をください。
詳細はコチラ▸ https://yayuu-blog1.com/kadaikaiketu/
宮代を応援したい!
という加須市民の方はこちら↓
【匿名のグループLINE】
加須市外の方は↓
各種SNSのフォロー・拡散で応援をお願いします。
HPの下部にございますので、ぜひご覧ください!
【宮代しょうたのHP】
ちなみにX(旧Twitter)に最新で最速の情報を載せています。
後は手が回ったらコピペで投稿を順次しています。
アンケートのご協力を‼(加須市民限定)
「市民に評価は難しい」とし、議会への評価は議会ですることが決まりました。そんな自己評価だけの運用はあり得ません。きちんと市民からの声を聴くべきです。実際に7年前には実施しています。なので、その時のアンケートと同じものを集めています。是非ご協力ください。
※加須市民限定(平成国際大学の在学生は可能)のアンケートとなります。市外県外の方は恐れ入りますが、集計結果を楽しみにお待ちいただければと思います。
