市民の方から以下のご指摘をいただき、ぜひ公の場で共有して欲しいとのことでした。
また、今回の一般質問の内容の深掘りもできますので、共有をさせていただきます。
読みやすいように若干の要約をしているので、原文はリンクからブログをご確認ください。

目次
宮代の一般質問についての意見とその回答
市民)
一般質問に対する感想として、率直に申し上げて、態度・内容とも、共感できるところの少ない質問でした。それをメールやDMでお伝えするのでも、私自身のSNSで発信するのでもなく、こちらのコメントに書き込むことにしたのは、従来のように宮代さんの発信だけが一方的に流れている状況より、反論・対立意見が目に見える形で置かれている方が健全だと考えるからです。同日中の宮代さんのX上での発信を見て、なおさらそのように思いました。
1)養育費の不払い問題について
市民)
今回、こども局長と市長の答弁は、たしかに具体的な取り組みが分かる答弁ではありませんでした。しかし、議員に「市は何もやっていない、何も考えていない」とまで言われるほど酷い答弁だったかというと、そうも思えませんでした。
宮代)
私も〇〇さんも個人としての感想なので、是非はありません。
市民)
市長の答弁は、養育費不払いの問題に関して必要な支援は様々で、色々なチャンネルを用意することが必要。たしかに加須市と明石市でやり方は違うが、必要なものは用意できている、という内容でした。
宮代)
必要なモノが用意できているなら「養育費不払いの相談が何件ある」など、把握していても良いと思いますが、「具体的な収集はしていない」というのが現実です。また、必要なモノが用意できているなら、市長が言う「相談支援体制の強化」とは?と余計に疑問です。
市民)
一般論ではなく具体的な取り組みの答弁を求めるのであれば、例えば、6月の一般質問で市長は『まずは養育費に関する相談支援体制の強化から始めていく』と答弁していたので、「答弁から半年経って改善された点について、何か一つでも具体的な例を挙げていただけますか?」と尋ねていたら、どうだったでしょうか。
宮代)
勉強になります。一応前回の9月議会で「支援の強化と言うが、目標値やスケジュールや評価指標はあるのか?」と聞きましたが、「数値に表すのは難しい」「困っている人が適切な相談機関や支援策に繋がることを目指して取り組む」という中身のない答弁だと感じました。
市民)
「加須市の支援体制は弱いのではないか」という指摘をするのであれば、明石市の取り組みと加須市の施策を具体的に比較して、やっぱり加須市はここが弱い、だからこの部分を強化してほしいんだ、と訴えるのは、どうでしょうか。
宮代)
市は支援体制の強みも弱みも答弁できていません。一般的な施策を並べているだけだと思います。実際に「『強化をしたい』と言うなら現状何が弱いと思っていますか?」と聞いたら「特にない。さらに強化をしたい」という主旨の中身のない答弁でした。
2)政治家ポスターの無許可掲出(屋外広告物法、埼玉県屋外広告物条例との関係)
市民)
埼玉県条例を読む限り、宮代さんの主張は間違ってはいません。
そのうえで、私は3つの問題があると思いました。
①もっぱら自民党をターゲットとして攻撃しているように見えたことです。SNS投稿の写真でも自民党の野中厚衆議院議員(と千葉達也埼玉県議会議員)ばかりです。
しかし、市内には、同じ自民党の高橋稔裕県議会議員のほか、立憲民主党の森田俊和衆議院議員のポスターも貼られています。政党のポスターも含めれば、公明党、共産党、参政党、れいわ新撰組、幸福実現党も貼っています。条例違反を指摘するなら、それら全てを取り上げて批判するのが自然です。
宮代)
まず大きいところから責めるのは一般的な感覚だと認識しています。すべてに配慮してたらキリがありません。もちろん、「投稿のポスターが全てである」という発信はしていません。ちなみに自分が持っていた写真データには自民党しかありませんでした。それほど身近にあると言うことです。
市民)
宮代さんの質問において、ポスターのほとんどは自民党。市長は選挙で自民党の応援を受けたから強く対応できないのではないか。という主旨の発言もありました。仮に「市は自民党以外のポスターなら除却するが、自民党のポスターは除却しない」という事実があったならそのような主張もできるでしょうが、根拠となる事実はありますか?
宮代)
「市は自民党以外のポスターなら除却するが、自民党のポスターは除却しない」まず、こんな主張はしていないので、返答はありません。「自民党の応援を受けたから強く対応できない」と言うのは状況証拠から明らかだと思います。事実、県議会議員選挙も、衆議院議員選挙も違反ポスターに対して何の結果も出せていません。主体は県ですが、加須市は最低限の事しかやっていないと評価しています。今回の件は「手数料(数百万~数千万)」も「街の景観」も盗まれているわけですが、その対応はと言うと、「情報の周知をします」です。手心を加えすぎだと思います。これは市が主体です。除去もできます。
市民)
ちなみに私はゴミ捨て場に政治活動ポスターについて、「市長へのメール」で問い合わせたら、
「市有地にあるごみ集積所に」「政党等のポスター掲示」をするのは「目的外利用」であるとの回答を受け、自治会と協力し、ポスターが撤去されました。自民党のポスターでしたが、市はきちんと対応してくれましたよ。
宮代)
先ほどと同じく私はそのような主張はしていません。
市民)
第2に、屋外広告物条例の目的と、宮代さんが今回の質問で主張したことがズレていることです。条例の目的は「良好な景観を形成し、若しくは風致を維持し、又は公衆に対する危害を防止すること」(第1条)です。政治活動ポスターの掲示にかかる手数料を自治体の財源とすることではありません。
市に対し、条例の定めに従って景観維持に努めるべきだ、規定通りの手数料を取るべきだ、取らずに見過ごしているのはフェアではない。というところまでの主張ならごもっともだと思いますが、「財源」とまで言うのはピント外れだと思います。
宮代)
私にはその感覚は理解できませんでした。貴重な「財源」だと私は認識をしています。これまでの損失したとされる手数料は数百万~数千万だと思っています。毎年100万あるだけで様々な施策ができます。ピントがずれているという個人の感想に是非はありません。
市民)
第3に、日本国憲法が保障する「表現の自由」「政治活動の自由」との関連から、行政は慎重に対応せざるをえないという視点に欠けていることです。
市は「県内他自治体に確認をし、おおむね9割の自治体が加須市と同様の状態であることを確認した。今後、まずは条例の規制の周知を図る。その後、他自治体や県と連携して対応する。」という主旨の答弁をしました。
これに対し宮代さんは、条例違反の状態にある政治活動ポスターについては直ちに除却すべきだ。他の自治体と連携してどうするのか。加須市だけでもやるべきだ。という主張でしたね。
考えておきたいのは、もし条例の規定通り自治体が政治活動ポスターを除却して、誰かがその行政処分は日本国憲法の定める「表現の自由」「政治活動の自由」の侵害であるとして提訴した場合、どうなるのか?ということです。
(参考:埼玉13区選出の橋本幹彦衆議院議員が11月28日に質問主意書を出していました。まだ出されたばかりなので、この文章を書いている12月5日現在、政府の回答は出ていません。また、関西学院大学ロースクールの2026年度入試問題より、「本問の解答における最終的な結論は合憲・違憲のどちらでもよい。説得的な理由づけとともに丁寧に論じることが、本問では求められている」だそうです。)
つまり、市が政治活動ポスターを除却して裁判を起こされた場合どうなるか?の答えは、実際に最高裁までやって判例が出ないと分からない、ということです。そのような問題ですから、加須市単独で対応することは避け、他自治体や県と連携を図るのは当然のことだと思います。
宮代)
勉強になります。このような理由があるなら市がそれを主張すれば良いと思います。それが無いと言うことはこのような情報を持っていないし、見解もなく、ただ「県や他市と連携する」と漠然に言っているだけだと思います。それは逃げの答弁だと私は思います。仮にこのような主張が出てきたとしても、「簡易除去」をするのは明らかな違反がある場合です。慎重になるとしても、通告をして一定期間を設けた上で、除去をするなど段階を踏めばいいだけです。このような慎重的な意見は理解しますが、だからと言って今回のような他人事のような答弁は理解できません。「このような主張もあり、慎重にならなければならないが、市として、違反に対しては厳に対応をしていく所存である」くらい言えるはずです。
市民)
この違反ポスターの質問自体には一定の意義があったと思います。市議会でこの質問が出て、県内の他自治体や県に照会がされたうえ、連携して対応していく方針が示されました。となると、今後は「条例の徹底を図る」か「条例における政治活動ポスターの扱いを変更する改正」のいずれかは、必要になるのかもしれません。広告物条例と政治活動ポスターの関係は埼玉県に限ったことではありませんから、国全体に波及する可能性もあるかもしれません。
宮代)
条例を改正は難しいと思います。現在政治家のポスターは「選挙期間中は例外」という規定です。それを常時OKとする根拠はないと思います。仮に「政治活動の自由だ」とかでOKとする場合、選挙の公平性や公正性の観点から指摘が入るのは明白です。まずは条例の徹底を図る。これに尽きると思います。また、全国に波及すべきだと思います。あのポスターは活動報告会の告知ポスターと形式上なっていますが、売名行為は明らかです。金と組織力にモノを言わせて売名をして選挙を盗んでいると私は思っています。
3)特別職報酬審議会(市議会議員報酬の増額と、それを方針を決めた審議会の運営について)
市民)
まず宮代さんの主張は以下の理解で、合っていますか?
① いま議員報酬を上げる理由は何か、審議会の議事録を読んでも根拠が明確ではない。また、審議会に提示された資料や、審議会の運営が恣意的で、報酬増ありきではないか。
② 現在の議員のはたらきは、報酬増に見合うものか疑問である。根拠として、
・議会開会日数から考えれば拘束日が極めて少ないうえ活動報告の義務がない
・市民に議員の活動が伝わっておらず現状の報酬でさえ理解が得られないのでは
・審議会では定数削減を求める意見すらあった
……など。
③ どうして議会で議論しないのか。
宮代)
①と③はOKです。②は個人的にはそのように思っていますが、質問の趣旨で言うとちょっと違います。「公正公平な議論を求めるのであれば、前提となる情報を揃える必要があるのでは?」です。
市民)
①について。議事録にざっと目を通しました。たしかに、ものすごく専門的な議論がされた、というわけでもないようです。しかし、物価の推移、議員の専業兼業の現状、他自治体との比較、議員のなり手不足への懸念などを踏まえると、月額1万くらい上げるのは妥当なんじゃないか?という、まあ常識的な結論が出されているように感じました。
宮代)
個人の感想なので是非はありません。
市民)
宮代さんは質問の中で、審議会で期末手当が増えていることが言われていないと主張されました。しかし、第1回審議会の資料で期末手当の月数は書かれており、議事録には委員の「期末手当は改定しているので、これまで全く上がってこなかったわけではないですよね」という発言が記録されています。きちんと話題にはなっているわけです。それを踏まえて第2回審議会をやり、結論が出されています。
宮代)
違います。私が言ったのは、委員から「期末手当の話題が出ているのに、職員から期末手当を増額決定する際、議会で反対とする議論もありましたなど補足をしなかったのはなんで?」と聞きました。
市民)
定数削減についての議論も出てきますが、第1回で事務局から「(報酬)額についての審議ですので、あくまで意見という形になります」と指摘されたうえで、第2回でも定数削減の検討を求める意見がありつつ、議員報酬自体は増やす方向で結論が出されています。
宮代)
委員は「議員を減らすなら賛成」という主旨の意見が複数回出ています。つまり、「現状の人数でこの働きぶりは評価されていない」ということがわかります。これが本心だと私は主張しています。
市民)
宮代さんの質問だけ聞いていると、審議会委員は報酬増より定数削減を求めていたのに報酬増の結論が出た、という印象を受けます。しかし、実際は定数削減の検討を求める声もありつつ、しかし報酬増については審議会の中で合意が形成されていたということです。
宮代)
事実、定数削減の意見は8回と多いです。議事録を読むと、削減されるなら二つ返事で報酬増を決めていたと強く感じます。また、形式上、合意形成がされましたが、そもそもの前提情報が偏っていれば、議論を導くのは容易です。そこに意図があったかどうかは別として、状況証拠的にバランスに欠いた資料ややりとりだったと私は主張をしています。
市民)
資料と議事録を読む限り、審議会の運営が恣意的であるとは感じませんでした。宮代さんは、どのあたりに恣意性を感じましたか? そこで具体的に説得力のある根拠を示さないと、市長が答弁したように、審議会委員の方にも失礼だと思います。
宮代)
恣意性は議論の中でも主張をしています。いくつかあげますが、「物価が上がっている」というデータはあるのに、「国民の年収は下がっている」というデータはない。「質問回数は?」と聞かれて「わからない」で終わっている。もし1回も質問していない人がいます。など数字が明らかになった場合、マイナス評価となるのは想定できます。「期末手当が上がっているよね」という意見についても補足はなし。議会で正式な議論で反対意見があるにも関わらずダンマリでした。などなどです。
市民)
②について、議員がどんな仕事をしているのか見えにくい、という点は同意します。議会閉会中にどんな働きをしているのだろう?というのは、もっと見えるようになった方が良いと思います。 ただ、私は宮代さんの情報発信が充分なものとは全く思いません。議員はどんな活動をしているかイメージできるか?という点では、同じ加須市議会議員でも、原田さんや栗原さんの投稿の方が分かりやすいと感じます。
宮代)
個人の感想なので是非はありません。ただ、私はできる限りのことをしているつもりです。
市民)
活動予定や履歴を公開するスタイルなら、佐藤篤さん(東京都墨田区議会議員、現議長、元区議会自民党幹事長)のカレンダーくらいやられていたら、すごく納得感があります。議長公用車の使い方も、お子さんの保育園のお迎えも書かれていました。自治体議員ってこんな仕事をして、生活をしているんだなあ、というのがよく分かります。
宮代)
大変参考になります。お金をかけずこのような形でスケジュール公開ができるならしたいなぁ。とは思いますが、予定と実績の公開ではメリットにも違いがあると思うので、どちらが良いのかな?とは考える必要がありそうです。どちらにせよ、何も発信していない議員には最低限何かしてほしいなと思います。
市民)
③について。議員報酬については、議員自ら具体的な議論をするより、客観中立の立場で審議会の答申を求め、その答申を尊重するのが適当ではありませんか? ①で書いたことの繰り返しになりますが、運営が恣意的だと主張するのであれば、具体的に説得力のある根拠を示すべきです。
宮代)
まず恣意的だという主張の根拠は当日も述べています。そして第三者委員会が議論をするのは大賛成です。ですが、「議会で議論をしなくていい」という話にはなりません。当然、議会としての主張は持つべきです。そんな当たり前の主張もできない、議論もしない。でも「報酬を見直してほしい(増額の方向で)」っておかしいと私は思います。
4)角田市長は続投するのか意向確認
市民)
一般的な印象として書きますが、この質問はふつう「現職の再選を応援したい」か、「自分自身か仲間に立候補の意思がある」人がする質問だと思います。宮代さんの今回の質問の展開からすると後者です。宮代さんが所属する「はじめの一歩」の山内正明さんがXのプロフィールに「次の加須市長選挙に立候補を予定しています。」と書いているから、まあ、そういうことですよね。
宮代)
推測をされるのは当然ですし、理解はできますが、私としては聞く必要は特にありません。なぜなら角田市長が出ようが出まいが、やることは何も変わらないからです。もちろん純粋に「出るのかなぁ?」くらいには気になる気持ちはありましたが…。市長も「戦略的に聞きたいのだと思いますが…」みたいなことを言っていましたが、心底どうでもいいです。また当日も言いましたが、複数の市民から「聴いてほしい」と言われています。もちろん所属団体を除いてです。
市民)
宮代さんの質問態度がだいぶ攻撃的だったためか、角田市長も苛立った様子でした。……それでも、市長は「市長に対しても失礼」なんて答弁はされない方がよかったと思います。そのせいで、ここで「私を応援してくれた人に相談したうえでしかるべきタイミングで答えたい」と答弁しながら、昼休憩挟んだ2人後の質問者に対して「任期満了をもって退任」と答弁したのが、すごくチグハグな印象になってしまったので。
宮代)
この質問をする際に攻撃的な印象はどこで受けましたか?それともその前のやり取りのことを言っていますか?どちらにせよ、「残り2分で聞くのは失礼」って謎です。これまでも行われてきた適切な運用方法ですから。にもかかわらず、「市長の進退」を聞くときだけは失礼に値するのは、自分を特別視し過ぎでは?と思います。市長も言っていましたが、公正公平、説明責任の観点から「答えない」というのは、不適切だと思います。
宮代を応援したい!
という加須市民の方はこちら↓
【匿名のグループLINE】
加須市外の方は↓
各種SNSのフォロー・拡散で応援をお願いします。
HPの下部にございますので、ぜひご覧ください!
【宮代しょうたのHP】
ちなみにX(旧Twitter)に最新で最速の情報を載せています。
後は手が回ったらコピペで投稿を順次しています。
アンケートのご協力を‼(加須市民限定)
「市民に評価は難しい」とし、議会への評価は議会ですることが決まりました。そんな自己評価だけの運用はあり得ません。きちんと市民からの声を聴くべきです。実際に7年前には実施しています。なので、その時のアンケートと同じものを集めています。是非ご協力ください。
※加須市民限定(平成国際大学の在学生は可能)のアンケートとなります。市外県外の方は恐れ入りますが、集計結果を楽しみにお待ちいただければと思います。
