市民は評価しなくていい?──議会基本条例から7年、アンケート提案の行方

活動報告

皆さんこんにちは!

今回は、2月10日に議会運営委員会で協議された「加須市議会に対する市民アンケート実施の提案」についてご報告します。


■きっかけは、約8年前の“厳しい声”

2017年、加須市議会は「議会基本条例」の策定に向けて、市民アンケートを実施しました。その結果がこちら

・「議会に関心がある」76%
・「議会を評価している」50%
・「声が反映されている」38%

と、率直に言えば厳しい評価でした。自由記述にはさらに辛辣なコメントが並びます。

問5:あなたは加須市議会をどのように評価しますか?(抜粋)
8.熱心に勉強していない議員もいる。(70歳以上・男性)

9.政党別、議員別の評価にすべき。(60代・男性)
10.たいした活動もしていないのに食客同様の議員が多い。(40代・男性)
11.数の原理が働きすぎているから(30代・男性)
14.市議会を評価する制度を取り入れた方が良いです。(60代・男性)
15.市長の意のままに動かされ、市民の為になっていない(70歳以上・男性)
20.会派、私利等が強くて市民の代表に感じられない(50代・男性)
24.選挙の時だけ活動しているように見える(60代・男性)
28.給料がよすぎて、うますぎるのではと思う。その分、粗大ごみが無料で出せれ
ばいいと思う(60代・男性)
30.市民の為に仕事してない。(60代・女性)
42.市民ファーストの意思をあまり感じない(70歳以上・男性)
43.何をしているのか、わからない。(50代・女性)
44.情報が十分に開かれていない。(60代・男性)
45.地元に近い議員の活動が知りたい。(60代・男性)
46.何が審議されているのか不明である(70歳以上・男性)

これらの声を受け、2018年に「加須市議会基本条例」が施行されました。あれから7年。果たして、その“声”に応えるような議会改革が実現できているのでしょうか?


「市民に評価は難しい」と言い切った議会

私は今回、再び市民の声を聞くために「基本条例が実現できているか、市民に評価してもらおう」とアンケートの実施を提案しました。しかしその協議の場では…

公明党:大内副委員長)
加須市議会基本条例はこの議会運営委員会で評価・検討をしている。はたして市民の方がこれの評価ができるのかと疑問。難しいと思う。

心の声)
普通に失礼過ぎない?市民舐めすぎじゃない?7年前にアンケート調査してるけど?それに基づいて作ったんじゃないの?

新政会(自民党)齋藤委員)
この基本条例については、今月20日にも予定されてますけど、研修会等、また見直し等を行い、市民のためにいかにこの条例を役立てられるかについての検証はしているのでアンケートを実施する必要はないと思う。

心の声)
研修の内容すごかったな。俺の批判をするためだけに用意された時間だったよな。「SNSにはネガティブなことを書いてはならない。」「議決後の批判は品位を落とすからしてはならない。」などなど…。改めてブログにまとめたいけど講師の先生は私人だしな…。また、「検証している」って言うけど、自分たちの活動を自己評価しているだけでなんの信頼性のない評価に誰も期待してないと思うんだけど…。それを7年間繰り返してきたんだからそろそろ他者評価してもらった方がいいだろ。っていう提案やん。

令和会(自民党)中島委員)
なしっ!

心の声)
意見も「なし」かな?でも反対はする、と…。

誰か)
wwww

令和会(自民党)赤坂委員)
齋藤委員の意見に賛成。市民にアンケートをとる必要はないと思います。

心の声)
じゃ8年前は意味のないアンケート調査をしたということですか???

新政会(自民党)山下委員)
基本条例の評価は議員が行うべきだと思うし、いままでのままで良いと思う。議員内の評価がふさわしいと思うから、市民からのアンケートはいらないと思う。

心の声)
学生が自己評価で通知表つけている状態
だけど大丈夫そうかな?「自分たちはまじめにやっています!」で鵜呑みにする有権者いるのかな?

共産党:佐伯委員)
2つ大事な点がある。1点目、この基本条例を作る時は市民に対して色々とご意見は伺いました。それに基づいて、議会改革検討委員会で、会議を重ねて練り上げた。大学の先生にも専門的な立場でご助言をいただきながら条例化を進めた。そしてその条例に沿って実践を行ってきているのか。という点が不十分。

例えば議会報告会の参加者が8人にとどまっている。もっと回数を増やして、もっとたくさんの人に集まってもらい、議会が目に見えるような形になってからアンケートを取っていくべき。まだまだ実践が不十分な中でアンケートを取る必要ないと思う。もっと実践を重ね、市民からの声をさらに反映していくということが大事だと思います。

2点目、今度の研修では浅野先生に来ていただいて議員がこの議会基本条例を勉強する機会があります。選挙で議員が入れ替わる中で、このような議員の研修がまだまだ不足している。だから私たちがもっと勉強して条例を身につける。そっちも大事。この2つが大事だと思っています。だから市民へのアンケートは、「今じゃない」という風に思います。

心の声)
「条例に沿っての実践が少ない」ってできてないってことでしょ?俺もずっと問題視してるし、2024年度に限定しても12件も改革案の提案しているけど全部否決してるやん。それでも議会の透明化はA評価やん。どういうこと?自己評価甘すぎやねん。

ちょっとした詳細はコチラ→加須市議会条例評価の一コマについて

そして勉強会。これもブログ化してないけど、俺を委縮させることを目的とした吊るし上げ研修会だったよね…。さっきも書いたけどまじでブログ化して公開したい気持ちでいっぱいだけど、講師は私人だからなぁ…って思いとどまってるわ。

ということで「もっと勉強して実践していくことが優先だから評価してもらうのは今じゃない」って話ですか??

7年間何してたの?それに尽きるだろ…。それも含めて評価もらうべきタイミングだと思うんですけど??違いますか??

令和会(自民党)関口委員長)
大方の意見は反対ですので、この提案については不採択とさせていただきたいと思います。


市民の声が、再び無視されている

2017年に「市民の声を聞く」として始まった議会改革。その“出発点”となった市民アンケート。そしてそれを基に「どれほど前に進んだか」を再評価してもらうための提案でしたが、「市民に評価される必要はない」と否定される始末。もう8年前の最初のアンケートをした意味すら危ういですよ。

果たして、これから始まる議会改革検討委員会は何を検討するのか。

市民からの声を基に改革を進めるべきじゃないですか?アンケート調査もせず、傍聴も許さず、市民は置き去りで『やっている感』を出したいってことですか?これは“改革”と呼べるでしょうか?

議会改革検討委員会の傍聴は許さない→ブログ


おわりに──

いかがでしたでしょうか。

私は「すべてを市民にゆだねるべきだ」とは思っていません。議会の専門性や責任もあります。しかし、だからといって“評価されない”ことが正当化されていいはずがありません。

加須市議会が掲げた「市民に開かれた議会」の理念は、どこへ行ってしまったのでしょうか。

評価されることを恐れていては、改革など前に進みません。

なので、私が個人的にアンケート調査を実施し、市民の声をお聞きしたいと思います。その声を今後の議会改革検討委員会に届けていきたいと思います。

7年前のアンケート調査では271人の集計だったので、とりあえずその数を超えたいと思います!!

アンケートのご協力をお願いします!(加須市民限定)

加須市議会アンケート


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※加須市民限定(平成国際大学の在学生は可能)のアンケートとなります。市外県外の方は恐れ入りますが、集計結果を楽しみにお待ちいただければと思います。

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(この人数が増えれば増えるほど、2年後の選挙で私と同じ思いの議員を議会にたくさん送り込めます!)

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どこで加須市民の方とつながるかわかりませんから大変ありがたいです!最近だと皆さんの拡散によって石丸伸二氏に見つけていただき、雑誌の取材もいただきました。
そしてABEMA PRIMEに出演もし、ついにはリハックにも出演を果たす事が出来ました!!
また最近も雑誌やウェブ記事、YouTubeの取材も複数いただいております!!

 

 

 

 

この調子で知名度を上げまくって加須市民に届けたいと思います!!

何卒よろしくお願いいたします!!

ではまた!

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