2025.5.14
ようこそ、“不都合を正当化するための議会改革検討委員会”へ。
ここは加須市議会の「議会改革検討委員会」。
市民から見れば「改革する気のある人たちが議論してる場」に見えるかもしれません。
……が、現実はこう↓
- 「原則非公開」とし、SNSも含めた一切の公開を禁じる。
- 反論をしようとすると「ここは議論の場じゃない」と遮られる。
- 異議を唱えると机を叩きながら「出てってください!」と威圧。
ルールの根拠を聞けば、「非公開が正しいから。」
なぜ非公開なのかと聞けば、「要綱に書いてあるから。」
市民に説明できるのかと聞けば、「ルールだと言えばいい。」
…一体なにを改革するつもりなんでしょうか。
名前だけ立派、中身は自分たちに都合の良いルール作り、異議を唱えると集中攻撃。
以上、私個人が感じた感想です。
そんな“議会改革委員会”の中身については、あなたの目で確かめてください。
「原則非公開について」の議論
事務局)
本日の委員会は最長でも午後5時までといたしまして会議時間の延長は行いませんので皆様のご協力をお願いいたします。なお進行につきましては金子委員長よろしくお願いいたします。
新政会(自民党)金子委員長)
はい。協議に入る前に、この委員会の会議は、市議会改革検討委員会設置要綱に基づきまして、原則非公開ということで、議会以外には非公開ということでさせていただきますのでよろしくお願いいたします。それでよろしいでしょうか?
新政会(自民党)宮崎委員)
議会検討委員会設置要綱の第5条の第7項の中で「原則非公開とする」ということになっております。ということは外部に出すSNSとかそういうものは一切、「やってはいけない」ということでよろしいんですね?
宮代)
そもそもこの原則非公開とすることに対する根拠を私はまだ1度も聞いていません。委員としてこのルールを守るにあたって、そのルールができた根拠。「なぜそれが必要なのか」を知らないことにはルールを守るのは難しいです。
市民から「なぜできないんですか?」と問われても明確な説明が一切できない。これは委員として正しい姿勢ではないと思います。なのでまずは「なぜ原則禁止になったのか」その経緯を説明いただきたいと思います。
令和会(自民党)原田委員)
宮代委員の言う通りだと思います。ただ、だからこそ今秘密会議になってるんだと思います。
何を言いたいのかと言うと、外部に対する発信をどうやってやっていくのか、そのルールはどうするのか。いつ市民にお知らせするのか。例えば個人の判断で今日やったことについて今日発信していいのか?発信できるものなのか?それをまだ何もルール化してない。だからこそ今、秘密会というところで1つの文言になってると思います。
つまりそのルールさえ決めていただければ、やっぱり傍聴は認めようよね。でも傍聴の方に対しても、例えば録音していいとかその傍聴の方が情報を発信をしていいとか、ある程度ルール付けをしないと何でもかんでもありになるのではないか。
議論の中で賛成反対が当たり前に出ると思います。ただし、この間の研修の先生のお話にもあった通り「真実は分からない。正解は分からない。だけど、一定の人数が集まって考えて出した答えというのは1つの真実でしょう。」と言っていた。だからこの会で決まったことについては従っていこうという風になってくるんだと思います。ただ、その後で「いや俺はあれについて反対だったんだよ」というような逆の情報が出てきたらこの会の意味が何もなくなるじゃないかという風に思う。
なので私が思っているその秘密にしたいって言ってるのはルール付けをちゃんとしていただければ別に何も隠すこともないし宮代議員が散々いろんな場所で発信している通り市民に知らせるっていうことについては何の問題はないと私は思います。なのでルール付けができてないので私は秘密会なんだという風に私は理解してます。
令和会(自民党)関口委員)
言論の自由は認められているっていうのはもう根本的にそうだと思うんですけど、「何でもかんでも」っていうルールは…。特にこのSNSが発達した今ではその異常な情報が流れてしまう。
で、今回のこの会議の目的は、多様な意見が出てくるので「その決定を情報として流す」ことがいいことだと思う。そこの決定に至るまでのやり取りが切り取りで流されるってとこが1番懸念するところ。それはこの委員会においてSNSの発信については議論をしていくべきだと思う。それの整理ができてないうちは「非公開」ということが現実的に正しいという風に思っております。以上です。
新政会(自民党)金子委員長)
他にございませんか?
宮代)
はい。
新政会(自民党)金子委員長)
ここは議論の場所じゃないんで。
宮代)
えっ!?議論の場所じゃないんですか!?
新政会(自民党)宮崎委員)
ちょっといいですか?宮代さんがそういう風に言うのは分かるんですけども。この設置要綱に基づいて皆様はこの委員会に参加しているんだと思います。あくまでもこの要項に基づいてこの委員会っていうのをやっていると―。
なので、これに対する議論っていうのは、いかがなものかなと思う。設置要綱があって、この目的に基づいて皆さんと一緒に意見をかわしましょうと言っているならば、この要項に基づいて皆さんは参加してるんではないかな?と私思いますがいかがでしょうか?
新政会(自民党)金子委員長)
宮崎委員、原田委員、関口委員は同じようなで意見で、宮代委員は違う意見と言うことですね。他はどうですか?
りっけん(立憲民主党)野中委員)
宮崎委員がおっしゃったように要項に基づいて私もやるべきだと思います。で、先ほど宮代委員が「市民に説明できない。そのルールがどうやって決まったか分からない」と言ったんですけど「ルールだから」ということで説明はつくんじゃないかな?と思います。その要項で不具合が生じるならばこの中でやっぱり議論していくべきで、今は要項に基づいてやっていくべきだと思います。
宮代)
はい。(挙手)
新政会(自民党)金子委員長)
いや、宮代さんの意見はもう…
宮代)
いや、全然違いますよ、違う意見。
新政会(自民党)金子委員長)
じゃ、簡単に言ってください。
宮代)
「ルールは何のために作るのか」です。まず我々人間は基本的に自由です。でもみんなが自由奔法にやっていたら問題が生じる。その時にその問題を解消するために、ルール化をする。つまりは制限をかけるわけですよね。
なので、まず大前提、問題提起がないと「是正しよう」ってルール作りにはなるはずがないんですよ。分かります?言ってる意味。
皆さんはルールありきで、具体的な指摘もないまま何も問題提起がなされていないまま、「ルールができたんだからこれに従うべきなんだ。」という話をされていますけど、全く理解ができないです。
続いて、「言論の自由はあるが何でもやっていいわけではない」という趣旨のお話が関口さんからありました。
であればプロセスを流す事の何が問題なんですか?こういう問題があって改善すべきという主張についてみんなで議論をしてそもそも本当に問題かどうかもそうですが、仮に「問題だ」となった場合、「じゃこういうルールにして制限しましょう」ということを議論するのがこの場だと思います。
それが一切なされないまま、先に外部への情報をシャットダウンしてブラックボックス化して秘密会にすると。
皆さん1人1人自分の意見には責任を持つべきです。その責任を一切負わず、「全員で決定したんだから私は関係ない」という形で進めないでください。
新政会(自民党)金子委員長)
同じ意見をちょっと言わないで。
宮代)
全然同じ意見じゃないですよ。発言には責任が伴います。それについて市民はしっかりと評価をすべきです。誰が何を言ったか。これは市民に必要な情報です。民主主義にとって。これを全てシャットアウトするのは民主主義の議論の場として全くもっておかしいですよ。さっきから皆さんが何をおっしゃってるか全く意味がわかんないです。
新政会(自民党)金子委員長)
他にございませんか?ないようですので、これは、この条例に従がって、原則非公開とするってことで進めていきたいと思いますが、皆さんよろしいですか?
宮代)
え?それはSNSもですか?
新政会(自民党)金子委員長)
非公開です。さっき言った4人の意見に対して他に意見がないんで、それで進めていくと。これはさっき言ったように非公会の原則に基づいての意見ですのでそれに従っていくということです。
宮代)
いや、ゼロヒャク…。じゃ決取ってください。誰がどういう意見なのか。
新政会(自民党)金子委員長)
では先ほどの意見に対して―
宮代)
どの意見ですか?
新政会(自民党)金子委員長)
決を取りますけどいいですか?
共産党:佐伯委員)
あの、議会は合議性の機関なんですね。で、まさにこの議会改革検討委員会は議論して一致したもので進めていくもので、「多数決」じゃないんですよ。
自由討議を行って色々意見を出す中で、一致したものはみんなでこれをやっていこうと、一致しないものは引き続き議論していこうと、そういうことなんです。
だからここで多数決を取って進めるということ自体、この議会改革検討委員会の性質には馴染まない。みんなで議論していく。自由意見でどんどん出してもらう。今委員長が「じゃあ決取ります」って言ったけどもそれはやめていただきたい。この委員会ではそこはきちんと言っておきたい。自由討議だと。
で、議論して一致したものは前に進める。一致しないものは進められないということで。
元々、地方自治法第115条では「議会は公開の原則」というのが定められています。じゃあ加須市として、そこを具体的にどうしていくのかっていうのはやっぱり議論が必要だと思う。で、今回は、要項で、一つの方向として進むことになるかと思うんですけども、それは引き続き、協議していくことが必要だと思います。
新政会(自民党)金子委員長)
はい。じゃあ、そういうことで、これは引き続き協議をするということで。この後も色々と議論しなくならないので、とりあえずこの委員会規則に基づいて進めていくということで―。
新政会(自民党)宮崎委員)
委員長、委員長、委員長!佐伯議員が言ったのは確かにその通りなんですけども、この要項をどうのこうのする場じゃないですよね。あくまでも設置要綱の第1条の中の「議会改革にかかる調査研究及び提言を行う目的として議会改革検討委員会を―」というところですよね。
ですから私はこの要項に対するものをここの場でああでもないこうでもないていう場じゃないと思ってるんですよ。あくまでもここはこの要項に従って皆さん方、各会派から来たんだと思うんです。
ですからこの要綱に基づいて(バンッ)議論をするのが普通でしょうと。その要項を(バンッ)変えようとして(バンッ)ああでもない(バンッ)こうでもない(バンッ)って言うんであるならばこの委員会から出てってください!やることないです。
宮代)
委員長!
令和会(自民党)関口委員)
要項に則って進めましょう。
宮代)
いや、スタートラインに立ててないですよ!!まず足並が揃ってないッ!!
新政会(自民党)金子委員長)
発言は認めません。
宮代)
こんな強行で進めていくのは全くもっておかしいですよ。
共産党:佐伯委員)
委員長いいですか?
新政会(自民党)金子委員長)
最後に。
共産党:佐伯委員)
宮崎議員の要項に則ってやるべきだと。私もその立場変わりません。同じです。で、原則非公開とし、「ただし―」があるんです。「ただし委員長が必要と認めた場合は委員会に諮って傍聴を認めることができる」とね、そういう部分もあるんですよ。例えば、これから、ここで議論をして一定方向結論が出たもの、委員会として一致したものについては、議長に提言をするということもこれから出てくる。で、それは市民に「こういう検討を議会検討委員会でやって、1つの方向を出しました。議長に提言しました。」という、公開はあり得ると思うんです。だからあくまでもこの要綱に沿ってというの現時点では、それが正しいと思います。ただ1番の原則は地方自治法の115条で普通公共団体の議会は「公開するのが原則」となっているんです。それが1番の基本。ただ加須市はこれについては非公開と要項で決めたと。ただし書きもあると。だから要項に沿ってというのは宮崎議員のその方向で現時点ではいいと思いました。
令和会(自民党)関口委員)
異議なし!
新政会(自民党)金子委員長)
ということではい。
宮代)
いやいやいや、はい!最後!!
新政会(自民党)金子委員長)
もう時間も限られておりますので。これはまた今後意見をまとめていきます。今回は3本、宮代議員から協議案が出てきていますので、これに基づいて今日は進めたいと思いますので―。
新政会(自民党)宮崎委員)
委員長、委員長!最後の確認ですけども。今、佐伯さんが言った通りに最終的には公開ですよ。提言したものが市民に公開されると。その中でこれ合議性でございますから、いろんな意見を言って、そこで決まったものが表を走っていくと…。ですからこの場の中では今非公開なんですからSNSとかに勝手に発信しないでくださいということを確認したかっただけなんです。それでよろしいんですね?
令和会(自民党)関口委員)
異議なしっ!
新政会(自民党)金子委員長)
はい。要項通りに進めてきますんでよろしくお願いします。
宮代)
委員長!
新政会(自民党)金子委員長)
いや―
宮代)
宮崎さんの意見だけ採用して自分のは、拒否するんですか?
新政会(自民党)金子委員長)
いや、同じ意見―
宮代)
違います。違います。違いますよ。最後に一言。
新政会(自民党)金子委員長)
じゃ一言、簡単に!
宮代)
先ほど佐伯さんも言ってました。地方自治法について。この大元のルールに違反したルールを作ることはできないんですよ。分かりますか?「原則公開」というルールがあるんですよ。議会改革検討委員会という末端の委員会が上位のルールに違反していたらだめなんですよ。もし本当に必要だとしたら、それ相応の根拠がないとそのルールは作れないですよ。
新政会(自民党)金子委員長)
あ、もう分かりました。はい。要項に基づいてやりますので
宮代)
どんだけ要項すごいんですか!?
令和会(自民党)関口委員)
進行しましょう!
新政会(自民党)金子委員長)
はい。進行させていただきます。それでは、協議に入ります―
終わりに
正当な理由もなく自由を制限し、意見を封じ、記録を残さない。そんな場所で「市民に信頼される議会」など、作れるはずがありません。
どれだけ立派な言葉を並べようが、その実態が「都合の悪い声をルールで潰すだけの委員会」である限り、
市民の信頼など得られるわけがないのです。
私は、不当なルールには従いません。このルールに従うことは民主主義の死を意味します。
誰が何を言ったのか、何を問題とし、どういう立場をとったのか。
それを市民が見られない、記録も残されない、責任も問われない——
そんな議会のどこに、説明責任と正当性があるというのでしょうか。
議会は議員のモノではありません。市民のモノです。
以上、本日はここまで。
アンケートのご協力をお願いします!(加須市民限定)
ご意見・ご感想、ぜひお寄せください!
※加須市民限定(平成国際大学の在学生は可能)のアンケートとなります。市外県外の方は恐れ入りますが、集計結果を楽しみにお待ちいただければと思います。
宮代を応援したい!!📄
という加須市民の方はこちら↓
【匿名のグループLINE】
(この人数が増えれば増えるほど、2年後の選挙で私と同じ思いの議員を議会にたくさん送り込めます!)
加須市外の方は↓
各種SNSのフォロー・拡散で応援!!
大変ありがたいです!
HPの下部にございますので、ぜひご覧ください!
【宮代しょうたのHP 】
どこで加須市民の方とつながるかわかりませんから大変ありがたいです!最近だと皆さんの拡散によって石丸伸二氏に見つけていただき、雑誌の取材もいただきました。
そしてABEMA PRIMEに出演もし、ついにはリハックにも出演を果たす事が出来ました!!
また最近も雑誌やウェブ記事、YouTubeの取材も複数いただいております!!
この調子で知名度を上げまくって加須市民に届けたいと思います!!
何卒よろしくお願いいたします!!
ではまた!