今後の方針

これからだより

保育という仕事は、

子ども達の命を預かる仕事であり、

子ども達の将来を預かる仕事であり、

保護者の心に寄り添いサポートする仕事であり、

地域とのつながりを作り活性化させる仕事であり、

国の未来を作る仕事であります。

 

その責任は重く、専門的な知識も技術も必要とされ、

学び続けることや人としての成熟度、人格が求められる仕事です。

 

そして保育という仕事は、

給料が低く、仕事量は膨大で残業、持ち帰りは当たり前。

それでも終わらないと休日出勤をする始末。

もちろんサービスで行うのが“普通”です。

休憩だって同様です。

 

常に人手不足

なので有給なんて取れるわけもなく、自分の子どもの行事よりも仕事が優先されます。

一人休むとそのクラスに誰かが変わりに入らなければなりません。

人がいないので園長が保育に入ることも。

 

ではもう一人休んだら?コロナやインフルになったら?

職員が休んでも子ども達は来ます。

子どもの年齢と人数によっていないといけない保育士の人数は決まっています。

つまり休むことは許されないんです。

負のスパイラル

こんな状況で「結婚休暇を頂きます!」「産休に入ります!」なんて気持ちよく言えますか?

周りの職員も「楽しんでね!」「体に気を付けて!」と気持ちよく送り出せますか?

保育士は優しい人が多いので「子ども達のために」と自分の人生を犠牲にしてまで仕事をしてしまいます。

その結果、自分の子どもや家族、パートナーに負担や不満を積もらせ、うまくいかず、いずれ日常生活が限界を迎えます。

そして同じ職場の仲間に対して、子ども達、保護者に対して好ましくない言動を取ってしまうことが増えるのです。

 

保育士の退職理由の1位

それは人間関係トラブルです。(2019年厚労省データ)

(2位給料、3位仕事量の多さ)

 

好ましくない言動を取る保育士は良くないです。

しかし、その保育士個人”だけ”が全ての原因ですか?

その人の人間性が全ての言動につながっていますか?

環境要因は一切ないでしょうか。

 

もちろん保育士一人ひとりに責任はあります。

ですがそれが全てではなく、働く環境を作る側にも問題はありますし、

それを利用する側にも責任はあります。

間違いが起きる原因

人は欠乏や不足を感じるとそこに注意が向くので、選択ミスが増えます。

 

みなさんだって忙しいときに子どもがコップを割ったら

「なにやってるの!ちゃんとコップを持ちなさいって言ったでしょ!」と

言いたくなりませんか?

 

時間に余裕があったら「大丈夫?ケガはない?」と声を掛けてから

「次から両手でコップを持とうね」と言えたはずです。

 

変えたいと思ったきっかけ

私が保育士をしていた頃、ある子が「私も先生みたいな保育士になりたい!」と言ってくれました。

本当にうれしかったですし、ぜひ叶えてほしいと思いました。

しかし、この環境をこのまま「どうぞ」と渡すことはできないと思いました。

 

その日から私はこの保育の現状を変えたいと本気で思い、大好きな保育士を辞め、今は保育の専門学校で教員をしております。

 

学生たちには保育士としての在り方、人格や倫理観が成熟した保育士、または成熟に向かうことができるような保育士になること。現場で子ども達に良い保育をするのはもちろん、他の職員に良い影響を与え、保育の現場をみんなで変えていける。そんな人材を育成することを使命として取り組んでいます。

 

学生一人一人が現場で子ども達に、保育者に影響を与えまくったらすごいことになりそうじゃないですか?

 

しかしそれだけだと私が望む未来を作るのは難しいし、

時間がかかりすぎます。

 

さて、ここからが本題です。

 

保育の環境改善を図るにしても現場レベルでできることにはどうしても限界があります。

現場ではルールの中でできることを探して努力をしていくしかないのです。

 

だから私は“ルールを作る側”になろうと思いました。

 

それはつまり“政治の世界に”ということです。

 

私はこの先、加須の市政にチャレンジしたいと思います。

 

そして保育の現状を変えます。

そして保育と同じような悪循環の子育ての現状も変えます。

 

子育ての現状

子育て環境についても同じように問題点だらけだと感じています。

 

親の給料は上がらないのに物価は上がり、生活費が苦しい。

外に出ても、子どもが泣くと迷惑そうな顔をされ、

ベビーカーで公共施設を利用すると文句を言われ、

保護者の肩身は狭くなる一方でほっと息をつくことも難しい。

子ども達についても

遊ぶ場所、遊び方、遊ぶ人さえも制限される始末。

 

そんなストレスフルな現状で、適切な判断ができますか?

 

先ほどのコップの例と同じです。

 

子育ての責任

子育ての“第一義的責任”は保護者にあります。

これは順番の話で、保護者のみに責任があるということではありません。

保護者が子育てをしやすい環境を作る責任が国や地方にもあり、

地域の人も含めて、みんなで子育てをする責任があるということです。

 

しかし、現状そうはなっておりません。

これは親や子どもが少数派だからです。

 

今の日本の民主主義は多数決の世界です。

少数派の意見は仕組的に反映されにくいです。

 

そしてルールを決めている政治家も本質的ではなく、

“多数が支持をしているということは正解”と

何も考えずに、もしくは理解していてもそれを利用して決定しています。

 

市民の代表として責任のある立場の人たちが

「みんなで決めたんだから、俺に責任はありません」と

責任を回避して、間違った政策を取り続けていることが問題だと思います。

 

責任ある立場

だから私に、

みなさんの代表として責任ある立場を任せていただきたい。

 

誰かのせいにすることなく、自分の責任と立場を持って、

必ず“優しい世界”を作ります。

 

ですが今の私では力が全然足りない。

 

だからみなさんに力を貸してほしいです。

絶対に後悔はさせません。

 

本気で優しい世界を作りに行きます。

宮代翔太

 

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