事件は会議室で起こっているという事実。

活動報告

今日は議会運営委員会という会議がありました。

一人会派の私は傍聴という形での参加でありましたが、本日の会議の討論が大変興味深い(おもしろかった)ものがあったので、みなさんに共有いたします!

 

今回の会議で最もおもしろかったのが、

加須市でただいま進行中のスーパーシティー構想の検討委員会についてです。

簡単に言うと進め方やその方向性を“検討”していく“委員”の集まりが「検討委員会」です!

つまりはスーパーシティー構想を進めていくための市議によるチームメンバーを決めましょう!

ということですね。

 

まず大前提、市議会議員は「会派」と呼ばれる“同じ志を持った人たちが集まるチーム”があります。

そのチームの内訳がこちら↓↓↓

会派の人数にばらつきがありますよね?

実はこの会派3人以上いないと、多くの場合、話し合いの場で発言権がありません!!(不憫)

しかも議会の賛成反対は、過半数で決まりますので、

会派の人数が多ければ多いほど、議会での決定権が強くなります。(超絶不利)

 

なので一人会派である私は会議に参加できず「傍聴」をしているんですね…

 

そして今回のスーパーシティー検討委員会のメンバーの決め方についても

これまでと同じように「会派3人につき1人参加」というルールを取り入れようとする流れでした。

 

つまり、9人いる令和会は3人で、新政会2人、公明党1人、共産党1人の計7名で

検討委員会を設置しようという感じ。(ちなみに今回の検討委員会の定員は9名)

ちなみに、今回のスーパーシティー構想って市がめちゃくちゃ気合入れてやってる政策です。

その政策に「一人会派の弱小チームはいらねぇ」というルールが可決されそうになっている状況です。

そこで手を挙げたのが共産党のさえき議員。

「意見を広く得るためにも3人につき1人というルールで縛る必要はない。一人会派も委員会に入れてください。これは任意の委員会であり、法的な拘束力はなく、自由に決められます。」と言ってくれました。

(+α「そもそも議会で話し合いは可能で、わざわざ設置をする必要性はなく、職員の事務負担を無駄に増やすだけである。」という点も言っていました!詳しく話したいですが、長くなるので割愛。)

 

反対派の意見では

「“一定の基準”として今まで通りが良い。また、検討委員会の定員は9名であり、一人会派を入れると10人になるからダメ。」とのこと。

それに対して私の1つ年上の山下議員が

「一人会派を入れれば定員を超えるが、そもそも定員の人数を変えるのは簡単にできます。」と発言。

 

そうして、会議の賛成・反対は綺麗に2つに割れました。

 

よってこの会議の委員長である

関口議員に決定権が託され、

見事、「これまで通り会派3人につき1人でいきます」と決定。

 

これに対して同じく一人会派で隣で傍聴していた野中議員が委員長に

「発言の許可を願います!」と手を挙げましたが、

関口議員はこれを「拒否します」と黙らせました。

(ちなみに委員長の許可があれば傍聴者でも発言はできます。)

 

みなさんはどう思いますか??

 

私は市民の皆さんから1票を託され、この場にいます。

他の方と同じ「議員」なのに発言権は無く、話し合いの場にすら立たせてくれません。

市が本腰を入れている政策に、市民から選ばれた代表者が会議に参加できないんですよ。

俺を選んでくれた市民の声は届かないってことです。

これが「政治」です。

これで同じ意見を持った人たちだけで話し合いをして、好きなように進めていくことができます。

ちなみに市長派の会派は「令和会」と「新政会」です。

 

ちなみにちなみにですが、一人会派を入れた場合、

令和会3人、新政会2人、公明党1人、共産党1人、創政1人、りっけん1人、はじめの一歩1人となり、

 

多数決を取る際に簡単には過半数が取れないようになります。

 

しっかりと議論を重ねて、市民の代表である我々が納得をしたうえで過半数を取る。

というのはそんなにおかしなことですか?

 

「みんなで話し合いをして決めましょうね!」と言いつつ、

「でもお前はダメだよ。発言しないで。」と少数派を切り捨てることがなんでできるんですか?

そんな身勝手な力が数の力を持っている人たちには許されているんですか?

これが政治の世界では当たり前なんですか?

落ち着いて、客観的な事実だけ述べますね。

最大会派の「令和会」が過半数を取りやすい状況の案を、

最大会派の「令和会」会長の関口委員長がこれを決定しました。

その際、関口委員長は傍聴人(一人会派の当事者)の発言願いを拒否して黙らせました。

 

 

なーんで同じ立場であるはずの議員にこんな力関係が生じるんですか?

これってもはやルールがぶっ壊れてませんか?

 

一度力を得ると自分達に有利なようにルールをぶっ壊すことが可能です。

そしてその有利なルールのもと政治を進め、さらに力をつけていくことが可能です。

これは国も同じです。

 

さて、

みなさんの大事な1票を託した議員は、今議会でどんな仕事をしていますか??

しっかりとその活動を監視してくださいね。

 

 

今後も傍聴しかできないと決まってしまいましたが、

発言許可を求めながら拒否される事実(笑)をみなさんに共有していきたいと思います。

ではまた!!!

 

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