保育現場の業務改善について
今回は保育園で事務をしているNさんと職場の業務改善について、
短い時間となりましたが、1時間ほどお話をさせて頂きました。
はじめに
まず保育士という仕事は一般的に業務量が多く、賃金が低いという環境です。
そのバランスを調整するためには、賃金を上げるか、業務量を減らすかのどちらかになります。ですが賃金を上げるのはすぐにはできません。
そのため保育士の業務を効率化していこうということで、実践されているとのことでした。
業務改善について
まず職員の出勤簿では押印式からICカード式に変更をし、削減。
続いて連絡網ではアプリを導入しており、行事の連絡や持ち物等簡単なお知らせなど、アプリを使って一斉に連絡を入れることができているそうです。
私が働いていた園ではそういったものはありませんでしたので、紙媒体でお知らせを発行したり、行事の中止などを連絡する際には管理職が各家庭に電話連絡を入れたりしておりました。
朝早く出勤して、各家庭に連絡を数時間かけて行い、先生の負担も、待っている保護者の方の負担も大きい物でした。
アプリが導入できれば、伝える手間や伝え漏れが大幅に削られ、その分他の事に手を回せることでしょう。
作業時間の確保について
また、大量の事務仕事をこなさなければならない保育士ですが、その事務仕事をする時間はなかなか確保できません。
17時近くまで担任が保育に入っていることはざらで、仮に上がったとしても自クラスの保護者が迎えに来ると必要なことを伝えることはもちろん、信頼関係を築く為にも積極的に話をかけに行きます。
そうなると事務にかける時間は“ない”んですよね。
そこの問題については、月に一度保護者の方にご協力をいただいて、午前中にお迎えに来てもらう日を設定しているそうです。
あくまでもお願いという形なのですが、きちんとご理解を頂けており、クレーム等はないそうです。月に一度というのは決して多くはないですが、こういった保育士のために考え実行をしている園としての姿勢がとても素晴らしいと思いました。
今後の業務改善について
今後の業務改善については、全ての業務の法令等を今一度確認をし、業務の「必要性」「義務制」を根本から見直すこと。
お帳面の廃止、クラスだよりの廃止、もしくは電子媒体での配布を検討しているとのことでした。
ぜひ今後とも現場の先生方のためにも、子ども達や保護者のためににも業務改善をし保育の質の向上を目指していってほしいと思います。
最後に
今後もいろいろな現場でのお話を聞かせていただき、いいところをみんなで真似をして、保育の環境を良くしていければと思います!
お話をしてくださったNさんありがとうございました!