子どもの遊びと生活について

保育士向け

みなさん、おはようございます。

今日は子ども達の「遊び」と「生活」について話をしたいと思います。

 

子ども達は生活の中で様々なおモノやコトに触れることで「遊び」が生まれます。

そしてそれらを通して「心情」「意欲」「態度」というものを育てています。

 

これは人間の基礎となるようなもので、点数にして見ることはできません。

ですがとっても大事なものなのです。

 

水溜まりを例に取り上げてみましょう。

水溜まりと関わる姿(2歳頃)として

・直接手を入れ、感触を楽しむ。

・靴で水溜まりの中を歩いてみる。

・手に持っている枝などでかき混ぜる。

・石ころを投げ入れる。

などが予想されます。

 

先ほどの心情・意欲・態度に当てはめてみましょう。

①水溜まりに気付き、何かを感じ「心が動く」(心情)

②水溜まりと「関わろうとする」(意欲)

③繰り返し確かめ「遊び込んでいる」(態度)

とこのようになります。

 

このような日常の繰り返しが、子どもの様々な資質・能力を育むきっかけになっています。

 

何気ない日常、生活の中に、遊びが潜んでいます。

つまり「生活」と「遊び」は切り離して考えることはできず、

「生活=遊び」として考えることが必要です。

 

ですが、お出かけの前に水溜まりを見つけて服を汚して遊び始めたら

正気でいられないのはとっても理解できます(笑)

 

「そんな優しく見守れないよ!」と言われそうですが安心してください。

そんな「生活=遊び」を担保するために保育所があるのです。

 

我々保育士は「水溜まり」という環境一つとっても、

専門的な見地から意味や価値を見出し、子どもの日常を豊かにする努力、

つまり、子どもの最善の利益の追求を目指しております。

 

今日は私の授業の内容を少し入れてお伝えしてみました。

ではまた!

タイトルとURLをコピーしました