おはようございます!
9月議会の一般質問の内容を共有します!
時間がない人用の超まとめ
少しおふざけが過ぎましたでしょうか…。お時間ある方はぜひ最後まで見ていってくださいね。
また、全文は市のHPの議事録(11月頃)に載りますので、そちらをご覧くださいね!
それでは以下、要約・意訳となります!
私は、本気の子育て政策を実現するために議員となりました。また、加須市は、日本一子どもを産み育てやすいまちを目指しております。そのことを前提に置き、順を追って質問をしていきます。
まず、加須市の魅力発信サイト、「みんなで加須来る!?」では、様々な子ども関係の支援が書かれているが、これは子育て世帯に対して「加須に来てほしい」という思いで魅力を発信しているという認識でよいか。
市在住の方にも加須市の魅力を再発見していただくほか、観光客の増加や移住・定住の促進を図ろうとするものである。
このサイトを見ると、本当に様々な支援をされていると感じます。ですが、それと同時にこれだけの施策がある中、目玉となる施策は何だろうか。とも感じました。
目玉となる施策を用意することで、興味を持った方が実際に加須市や加須市のウェブサイトに訪れる可能性が高まり、他の施策や加須市の魅力についても、知っていただく可能性が高まります。
さらには、目玉施策の宣伝やプロモーションを通じて、加須市の認知度やイメージを向上させることができると考えておりますし、それらは加須市への転入者を増やすことにつながると思います。
以上のことを踏まえ、今現在、子育て世帯が加須市に「引っ越しをしたい」と思えるような目玉の施策は何だと考えていますか?
本市の特徴である加須版ネウボラとして、子育て世代包括支援センター及び子ども家庭総合支援拠点の2つの機能を合わせ持つ、このすくすく子育て相談室を中心に、一人一人に寄り添った子育て支援策を妊娠、出産、子育てと長期間にわたり、ライフステージ別に実施し、子育てに関する不安や悩みなどに対して、きめ細かな切れ目のない相談支援を行っております。
つまり、様々ある子育て支援施策事業を束ねる、この『加須版ネウボラ』こそが目玉であると認識しております。
包括的で、切れ目のない、きめ細やかな支援を様々教えていただきました。ですが、『加須版ネウボラ』と聞いて、ぱっとわかる人はいるのでしょうか。
実際に市民の方に加須市の子育て支援にどんなものがあるか聞いても、答えが出てこないのが現状です。そこで「『加須版ネウボラ』がすごいんですよ!」と伝えても「ナニソレ??」という反応です。これは今現在の子育て家庭のニーズに合っていないということではないでしょうか。
全体的に見たらい良いものというのは理解できます。しかし、それではわかりづらく選ばれない。もっとわかりやすく、ニーズに合ったものが必要と考えます。
そこで質問です。今現在、子育てしやすいまちはどこだと考えておりますでしょうか。また、そこの子ども施策で、ぜひまねをしたいと思うものはありますでしょうか。
加須市だと思いますし、そう言っていただけるよう加須市らしい子育て支援に努めております。全国的にも様々な子育て支援がございますが、他市の例を参考に、そのまま取り入れるのではなく、事業形態や内容等を検討し、加須市にとって有効な策を講じてまいります。
ご答弁いただいた内容が、今後の施策にどのように反映されていくのかさらに注目していきます。
少し話を戻します。先ほどもお伝えしましたように、残念ながら、どれも目玉政策と言えるものではないと私は考えております。
ここで、客観的なデータがあると、話が前に進みやすいかと思います。前回の6月議会でご答弁いただいた転入理由についてのデータ収集のその後の進捗を教えてください。
現在、実施時期や調査項目、方法等について準備を進めているところでございます。
早急に準備を進めてください。
それでは私からアンケートデータをお伝えします。
68名にアンケートをいただき、該当者が14名のデータです。アンケート内容は、「15年以内に転入をされた方は、その転入理由を教えてください」というものです。
14名中13名が「子育て政策以外の理由で転入」となっております。また「子育て政策で転入を決めた」という1名の方も転入してから加須市の実態を見て、失望している旨の内容をいただいております。
データなどの根拠もなく、「子育て政策が評価されている」と勘違いをしたままの政治がいかに恐ろしいか、感じていただきたいと思います。
以上を踏まえ、改めて市としての考えや方針に変化があるか伺います。
加須市は物価高騰による給食への影響を出さないように賄い材料費への支援を継続的に行い、県内40市で一番安い学校給食費を維持している。さらには、国からの交付金で去年と今年、それぞれ5カ月間の給食費を無償化している。
しかし、これは、国の交付金を活用したものであり、恒常的に行う学校給食費の無償化ではなく、臨時の生活支援対策を講じたものであります。以上です。
一定期間無償化していると只今『ご報告』(答えになっていない)をいただきましたけど、それは国からおりてきたものに乗っかっただけで、加須市が前のめりでやったとは言えないと思います。
先日の質疑でも保育士の奨学金支援についても、県からおりてきた内容に乗っかっただけと指摘しました。加須市民の皆さんの生活を見て、「これが必要だ!」と言って始めたものではない。ということを認識していただきたいと思います。
では市長に伺います。これまでにお伝えしたデータや市民の声(アンケート内容)を聞いて、市長はどのように考えましたか?
まず、市が判断をして、議会に議案を出して、議決をもらい事業を執行しているので、よその真似事をしているだけで「市の判断はない」と言うのは間違いである。
もちろん交付金予算の使い道として例示にある一つではある。だが、たくさんある中の一つであり、やっている市もやっていない市もある。5か月のところもあれば3カ月のところもある。
また、子ども子育て政策の充実強化が国を挙げて必要なのは間違いない。さらに地域格差が出るのはよろしくなく、国が中心となって全国的な制度として進めるべきことだと考える。そうしたことから国の責任において財源も含めて措置するように全国市長会でも国に強く求めています。ですが、子育て支援施策全体の中で検討していく、それが大事だという考えは、変わっておりません。
現実問題、人口の奪い合いは起きています。その中でみんなで足並みを揃えて衰退していきましょうということでは市の発展は難しいです。
これまでの内容を踏まえ、『具体的に』何を持って日本一子どもを産み育てやすい街にするつもりなのか、見えてこない。現時点での市長のイメージ、ビジョンを教えてください。
先ほど、こども局長がお答えしたとおりでございます。
先日の野中議員への答弁の中でも、市長は「子どもを持つ親は1年、2年ではなく、その先を考えて生活を設計している」と力強く言っておりました。きちんと言葉に責任を持ち、やっていただきたいと思っております。
続いて、保育士の配置基準と賃金についてまいります。
コロナ禍で、ステイホームが求められる中であっても、保育は継続し、社会全体の生産性や活動を支えてきました。
また、国の未来を担っているということも認識をしてほしいと思います。数々の研究でもこの乳幼児期の過ごし方がその後の未来に大きな影響を与えるということが分かっております。ただ死なないように見ているだけ、効率を重視し、子どもたちを管理するだけであれば、誰でもできるのかもしれません。
しかし、決してそうではないはずです。近年子どもへの虐待や不適切な保育が各地で発覚し、大きな問題となりました。同時に背景として、慢性的な保育士不足による現場の疲弊があり、その打開策が求められています。保育士の配置基準の改善に背を向けて、現場に矛盾を押しつけてきたこれまでの国の姿勢が問われていると思います。
そこで、加須市でも、子どもの安全や健やかな成長を見守るために、国の基準に上乗せした配置基準を用意することが急務だと考えます。
加須市としての上乗せの配置基準の必要性については、どのようにお考えでしょうか。
国の制度で「3歳児を15対1(本来は20対1)」と県の制度で「1歳児を4対1(本来は6対1)」と手厚い配置を実現している。今後も国の基準等を基本に配置する人材を確保しながら、国や県の動向を注視してまいります。
「国や県が制度で上乗せをしているので加須市もやります」は当たりまえではないですか?続いて加須市の現状として今現在の配置基準に園が負担をして保育士を上乗せしているかどうか教えてください。
平均3.7人上乗せをしています。
予想以上でした。全く足りていないのが現状ですね。
そこで加須市独自の配置基準を設け、それに必要な予算をつけていただくよう提案をします。細かい内容は…(省略)。
大事なのは上乗せ分の保育士が確保できなくてもその予算を園に分配することです。つまり、4人必要なのに1人も上乗せできない場合、年間一人380万として4人分の1,520万をその園に分配し、それを正規職員の人数で分配をするということ。
例えば20人で分配をするのであれば76万が年収に上乗せできる計算です。
これで足りない分を賃金に上乗せすることもできるし、新たな予算で人員を増やす事に成功すれば業務改善ができます。いかがですか?
(私が考えた配置基準で必要な保育士を算出した結果、年間1.1億の予算であり、財源は50億の余剰金を提示)
退職をする理由が賃金だけではなくて、労働環境ということも多々あるということを伺っております。そういった処遇改善に加えて、今議会に提出された支援策や保育業務のデジタル化による業務負担の軽減など、総体的に保育士の確保に向けた取組を引き続き継続してまいりたいと思います。
時間がないので次に進みます。
保育士不足が全国的に起きている中、当然待遇が良いところに流れます。そこで加須市手当として毎月2万円の上乗せをしてほしいと思います。
R2データの保育士全員に2万支給した場合、7,300万円となりました。50億の余剰金の1.46%です。いかがですか。
保育士問題の解決は子育て支援の基本的なものの一つと認識している。このことも全国市長会で地域格差の問題も含めて配置基準について強く要望していきます。
加須手当は加須市として本当に必要かどうか、そもそも保育士だけに必要なものかどうか、慎重に検討する必要があると思っている。今後も国の動向も注視しながら、本市に適した施策、事業を引き続き検討してまいります。
「加須市に適しているかどうか」と言うが、今回市長が議案提出してきた「新卒保育士の奨学金返済支援」については先日の質疑で伺ったが、『加須市のデータを持っていない』のに決めていました。非常に疑問が残ります。
時間がないので次に行きます。(残り5分ほど)
投票率が低いが、その一番の原因は何だと考えますか。
政治への関心の低下が政治参加や投票率の低さの一番の要因であると考えております。
(残り1分)時間がないので提案だけします。年に最低一回でも議員が集まり、公開討論会などを催し、市民との直接的なやり取りや、議員の活動、今後のビジョンなどを知らせる場が必要だと思う。
また、議員の情報を一括して見られるようなページをHPに載せて欲しいと考えている…。
以上、大変長くなりましたが、今回の一般質問の内容になります。
場外乱闘
また、今回の一般質問の内容について市長がFacebookにて取り上げており、コメント欄などで場外乱闘をしておりますので、ご興味がある方はぜひ次の記事をお楽しみに!
X(旧Twitter)でも乗っているので、そちらでもよければぜひ!
議員とのバトル
また、給食費無償化に向けた請願書(要望書)で他の議員の方々ともバチバチにやり取りをした内容が個人的に最高に面白くなったので、投稿をお楽しみに…!
ではまた!!