目次
どうも、番外編です。
今回は「SNSガイドライン」の手前に議論された「議会報告会について」の協議中に起きた、地味だけど本質的な出来事を記録しておきます。
■ まず起きていたこと
この日、新政会(自民党)の宮崎委員が欠席されました。
そして、傍聴として来ていたのが、新政会(自民党)所属の斉藤議員と栗原議員の2名。
傍聴は別に問題ありません(※議員に限る。市民は不可)。
ただ、違和感があったのはここから。
宮崎委員がいないその「空いた席」に、なぜか栗原議員が普通に着席。
誰からの説明もないまま、会議は開始。
ちなみに斉藤議員は、ちゃんと壁際の傍聴席に座ってました。つまり、いつものスタイル。
■ 違和感が確信に変わった瞬間
会議の途中。
その栗原議員に対して、なぜか発言を求める流れに。
「……いや、なんでやねん」
そう思い、思わず声を上げました。
そのやりとりがこちらです。
実際のやりとり
新政会(自民党)金子委員長)
他に意見はございますか?
共産党 佐伯委員)
今日、新政会は宮崎議員に代わって栗原さんが来てますけど、栗原さんの意見も伺っていいんじゃないですか?
もうそこは柔軟に。せっかくですからね。ちょっと…
宮代)
ん? はい(挙手)。
宮崎議員が欠席で? え?俺はてっきり傍聴しているだけだと思っていたんですけど。特に何の説明もなかったので。委員外の議員が自由にこの場に入って、検討を進めるっていうのは、俺はどうなのかなと思います。ただの傍聴だと思ってたからスルーしてましたけど、委員として発言するってことですか?設置要綱には「委員会は会派から選出した議員を委員として」と書いてありますけど、勝手にやっていいんですか?
新政会(自民党)金子委員長)
ですから…あ、じゃあちょっと諮りますけど…。栗原議員は新政会の、とりあえず傍聴という形です。ですので、発言権はありません。私からの発言要請がない限り、発言はできません。ただし、皆さんの意見を伺って「いいですよ」ということであれば、任意の委員会ですから、私も発言を認めます。皆さんが了承してくれれば、私も指名できます。でも、今の宮代委員の発言ですと「ダメです」ということになりますので、私もそれに従い発言は許しません。これは皆さんで決めることです。そういうことでよろしいですか?
共産党:佐伯委員)
いいですよ、私は。
新政会(自民党)金子委員長)
では、どうしますか?
発言をさせないということでいいんでしょうか。させたらいけないというのが、今の宮代委員のご意見でしたが。
宮代)
いや、制度的に見て、「自由にやるのはおかしい」という話です。
今、金子委員長がおっしゃったように、「傍聴として」「委員外議員として」、委員会に諮って正規の手続きを踏むということであれば、それは別にいいんです。
ただ、さっきの話だと「勝手に入って、勝手に発言する」という流れかと思ったので、それに対して異議を唱えました。
新政会(自民党)金子委員長)
正式なことは聞いておりません。ただ、代理として傍聴ということであれば、議員なら誰でもできますから。
宮代)
はい、傍聴は議員なら誰でもできると承知してます。私が言っているのは「代理として参加」というのは制度的におかしいんじゃないかという話です。
新政会(自民党)金子委員長)
席を、こっち(傍聴席)に座れってことですか?
宮代)
いや、どこに座っても構いませんけど(笑)私が言っているのは、「代理として参加している」という前提がルール上おかしいんじゃないですか、ということです。
新政会(自民党)金子委員長)
代理としてではありません。
宮代)
じゃあ普通に、傍聴として入っていて、委員外議員としてこれまでと同様に、委員会で諮ってこの件について意見を求める、ということであれば、私は認めてもいいかなと思います。
共産党:佐伯委員)
委員長、本題から外れたので、本題に戻しましょう。
新政会(自民党)金子委員長)
じゃあ、そういうことで、私の指名で発言を認めてもよろしいですか?
宮代)
聞く必要があるのか、そもそもの聞く意味がわかんないですけど、別にいいです。
新政会(自民党)金子委員長)
今「新政会の人はどうなんですか?」という意見もあったので、求めようかなと思っただけです。それだけです。
認めないということであれば…
宮代)
別にいいですよ。この件について意見を求めることは。
新政会(自民党)金子委員長)
ちょっと話が逸れてしまいましたが、それでは、新政会の意見として、栗原議員はこの日程についてどう思いますか?
栗原議員)
えっ……言えない……言えないです。
宮代)
ですよね(笑)。他の人の日程なんて、わからないですよね。
新政会(自民党)金子委員長)
じゃあ、いいです。元に戻しましょう。
今後、何か発言を求める場合は、皆さんの賛同をいただいた上で発言を求める、という形で進めていきますので、よろしくお願いします。
■ いかがでしたでしょうか。
いやまず、「代理って何?」って話ですよね。
議会って、そんなフランクなシフト制でしたっけ?
設置要綱にははっきりと
「会派から選出された議員を委員として組織する」
って書いてあるんですよ。
にもかかわらず、当日いきなり別の人が座ってて、しかも説明ゼロ。
指摘したら「彼は傍聴です。発言権はありません」って返ってきたんですけど、
いやいや、だったら傍聴席に座るべきでしょ?
それに委員のネームプレートも外してないし。
このまま何も言わなかったら、普通に「そのまま進める気」だったでしょ?
俺がツッコまなかったら、あれそのまま「委員っぽく振る舞う謎の人」になってましたよね。
■ 「申出なし」で発言してもOKになる世界線
しかも栗原議員本人、発言の申出してないんですよ。
俺が委員外議員の立場で発言申出しなかったら、
「ルールを守ってください。」で終わってた案件ですよ。
こういう、ルールの解釈や適用が人や会派でコロコロ変わるから、
「恣意的な運用だ」って言ってるんです。
■ 最後にひとこと
「都合よくルールを使って、都合よくルールを無視する」
そんな議会で、市民の信用や信頼が得られると本気で思ってるんでしょうか?
まずは、ルールを守る側がルールに誠実であること。
それなしに、誰に何を求めるっていうんですかね。
それではまた次回。
次はどんな“ノールックルール運用”が飛び出すのか、乞うご期待です。
本気で頼みます!アンケートのご協力を‼(加須市民限定)
「市民に評価は難しい」とし、議会への評価は議会ですることが決まりました。そんな自己評価だけの運用はあり得ません。きちんと市民からの声を聴くべきです。実際に7年前には実施しています。なので、その時のアンケートと同じものを集めています。是非ご協力ください。
※加須市民限定(平成国際大学の在学生は可能)のアンケートとなります。市外県外の方は恐れ入りますが、集計結果を楽しみにお待ちいただければと思います。
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