みなさんおはようございます!
今日は久しぶりに保育・子育て関係の記事です!
子どもの成長過程で、暴力的な姿を目にすることが必ずあります。これは成長過程では当たり前の姿なので、安心してください。今回は息子(1歳11ヵ月)の姿を例に、どのような対応をしたかお伝えします。
一人で遊んでいた息子が私のところへ来て、急に顔を叩いてきました。
「叩かないで!」と注意をしましたが、なおも笑いながら叩き続けました。
このような時、多くの方は「大きな声」や「低い声」で怒りを表現して叩くのをやめさせます。それでもやめない場合、力強く手を掴み、押さえつけ、さらに強くやめるように伝えます。
ですがここで知ってほしいのが、「叩く」という行動の結果の前に、そこに至る過程があります。それを知ることがとっても重要です。簡単に言うと、行動に至った“感情”にフォーカスすることが大切ということです。
今回の場合、息子は楽しそうに笑っていたので、大人の反応を見て楽しんでいたと推測できます。さらになぜそうしたかったのかと考えると、私と“遊びたかった”と推測できます。
「叩く」という行動の背景をある程度推察することができましたので、何が間違っていたのかを整理します。
②「遊びに巻き込もう」〇
③「顔を叩く」×
ということで、遊びたいと思うのは最高にいいですし、言葉が未発達の分、遊びを始めて強制的に巻き込むことで遊びに誘うのもいいですよね。しかし、遊びに巻き込む方法の選択で「顔を叩く」というのが間違いだとわかりました。
なので、他にどのような手段であれば快く受け入れることができたのか、教えてあげることが大事です。
今回の件で考えられるのは
「おもちゃや絵本を持ってくる」
「くすぐったり、いないいないばぁ!などの普段行っている好きな遊びを見せる」
などが挙げられます。
また、息子は最近言葉がよく出てきているので、その普段の姿に合わせて今回は以下のようにやりとりをしました。
以上です。
余談ですが、最初から怒って関わりをすると、どうなるか。もちろん一言でやめることもありますが、その刺激に慣れてくると、こどもも意固地になってさらに叩いたり、さらに強く癇癪を起す事がよくあります。それに対応するために大人がさらに怒鳴り、子どもの姿に対して大人がさらに大きな力で押さえつけるようになります。そしてその刺激に慣れてくるとさらに強い刺激にならざるを得ない。(その最たる例が虐待です。)まさに負の連鎖で大人も子どもも疲れます。しかも、「叩いてはいけない」ということはわかっても、「じゃどうしたらいいのか。」という本質的な学びの機会がないため、根本的な原因はなくなりません…。
- 問題となる行動や結果に至るまでの感情に注目をする。
遊んで欲しかった?悲しかった?びっくりした? - 誤った行動に対し、他の正しい言動の例を示す。
貸してって言う?優しく触る?なでてみる? - 正しい言動を一緒に練習をする。
大人が実際にやって見せ、促す。場合によっては「一緒にやる?」と提案も必要。 - 子どもが望んでいた結果を与える。
「教えて終わり」では行動の強化学習ができない。望んでいた結果を心地よい関わりで得られると体験することが大事。
以上です!最近は議員としての活動報告がほとんどだったので、たまには保育者としての情報も発信してみました!少しでもお役に立てればと思いますし、本当はもっと解説したこともあるのですが、きりがなくなるので…笑
子育て、保育のことでお悩みのことがあれば気軽にご相談くださいね~!ではまた!