これまでは、
父親がおむつを替えたり、ミルクを上げたり、あやしたりすることは考えづらく、母親の仕事として当然と考えられていたと思います。
最近では父親の育児参加がとりあげられ、一生懸命育児をしている父親が増えたと思います。
ですが母親からあがる声は必ずしもポジティブな声だけではないというのが現状で、「そうじゃないんだよな~」という感じが漂ってきます。
ここからが本題
育児参加は大事だけど、それよりも
「妻のサポート」を中心に考えて行動したほうがどうやらいいみたいだよ?
という論文がありましたので、共有させていただきます。
「子育ての想像と現実の乖離がもたらす母親の感情」の研究では、(以下原文)
母親は自分が精神的余裕を喪失している場合には子どものことをかわいいと感じないことや,子育てに積極的に関与する夫に対しても不満が生じてくることを感知していた.
また,子育てに対して精神的負担を感じる状況で,子育てから逃れたいという感情を抱く場合があった.
先行研究では,子育てへの夫の協力的な態度は母親の満足感を高め,母親が安定した心理状態で子育てをすることに役立つ6)7)18)~20)ことが指摘されているが,今回の研究では母親が精神的余裕を喪失している場合には,夫の子育てには良い評価を付与しながらも,夫や子育てに対してはネガティブな感情を生起していることが示されており,夫への不満や子どもや子育てに対するネガティブな感情の生起は,母親の精神状態に影響を受けることが示唆された.
つまり,このことは先行研究によって関連づけられている,夫の子育てへの関与と母親の心理状態との関係について,夫の子育てが母親の心理状態に影響を与えるのみでなく,母親の心理状態が夫の子育てに対する評価に影響を与えていることを示すものであった
まとめ
母親に精神的余裕がない場合、父親が積極的に育児をしてもネガティブな感情を持ってしまうということです。
子育てにおいて、母親の影響は非常に大きいですし、
父親が一生懸命育児に関わっても母親から小言を言われていたら「次も頑張ろう!」とはならないですよね。
お互いのミスマッチを防ぐためにも、父親にはぜひ「母親の精神的余裕」が生まれることを中心に考え行動していくといいですよね!
私も一児の父親として頑張ります!